ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2015年03月10日

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)

こんばんわ。

それでは、今回は第三弾と言う事で、ベスパシリーズの残りの分をいってみます。

今回は、オリジナル ベスパ 3.2g
マイクロベスパ マイクロベスパSS

以上の3モデル…それとついでに、同じリバーオールド製と言う事で、
バイパー、トゥーピドーと言った他のルアーも紹介してみたいと思っています。

後者のルアーはどちらかと言うと、カンツリよりもネィティブフィールド向けの感がありますが、
どちらも悪くないルアーなので、興味があれば触ってみるのも悪くないかもしれません。

なお、マイクロベスパSSについては、現在未入手につき、概要のみになります。(´・ω・`)


サテライト ベスパ 

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)


これぞ元祖ベスパと言えるモデル。

重量は3.2gとカンツリで使うにはさすがに少々重すぎるモデルだが、
90年代の頃のカンツリではスプーンと言えば、渓流用スプーンを使うのが当たり前で、この重量でも別に重い方ではなかったようだ。
(当時使われていたスプーンの代表としては、忠さんスプーンことバイトの3gとか、コータックの3g、スミスのピュアなんかも良く見かけた)

少なくともウルトラベスパの方が後発らしいので、90年代の半ば頃にはすでに販売されていたようだ。

個人的にはカンツリでの実績自体はあまりないが、群馬、栃木の大規模カンツリでは、未だに大物キラーとして使っている人も多いと聞く。
印象深いエピソードとしては裾野のマッディポンドで使ったら、1m近いようなスーパーな奴が釣れて、ジャンプ一発外れされたと言う事があったって事かなぁ…。俺、唖然www

現状、ヲレ自身はもっぱらハス釣り用ルアーとして使用する頻度が高く、
それまで使っていた他のハス用ルアーを押しのけてすっかり主力ルアーとして定着している。
あと、岡山の吉野川でリバーバス釣ったりとかも…なんだかんだであちこちで色々釣ってる。
芦ノ湖でも釣れたんだったかな…。
ネィティブフィールドで使うには、もっとも信頼できるルアーのひとつでもある。

ちなみに、このオリジナルベスパのすげーところは、ロッドがバットから曲がるくらいの激流にダウンクロスでぶち込もうが、カンツリの3倍速くらいの超高速でリトリーブしても、水面から飛び出したり水面を転がると言ったような事がなく、限界を超えて回転しながらも、がっつり底をトレースしてくると言う驚異的な安定性にある!

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)


ちなみに、この辺がハス用の主力。
特にブルーヤマメはこのボロボロっぷりから、如何に酷使されているかが良く解るwww

余談ながら、以前ハス釣り用に3g台の渓流用スプーンをいくつか投入しているのだけど、
ハスが釣れるような超高速リトリーブをダウンクロスでやると、ほとんどが流れに負けて、水面を転がる様な有様で、リトリーブスピードを落とすか、流れに逆らう逆引きはしないようにせざるを得ず、対ハス用ルアーとしては、あまりスプーンは有効とは言い難いと言うのが実情だった。

その為、激浅逆引きでも問題にならないトップウォータープラグをメインにすると言う方法がハス狙いの主力メソッドだった訳。

ちなみに、使える条件としては、
飛距離は25mは超えて欲しい。(ネィティブフィールドでルアー投げると解るけど、25mは飛ばせないとキツイ)
水深10㎝をキープしつつ、流れに逆らうダウンクロスで高速リトリーブして破綻しない。
シルエットは極力小さく。
根がかりしない事。

こんな条件になる。
はっきり言って、こんなスプーンの限界に挑むような条件をクリア出来るようなスプーンの方が珍しいわけで、
これまで使ったスプーンで、ベスパ以外にこの過酷な条件をクリアできたスプーンは存在しない。

カンツリ用の2g台なら、使えるのでは? と思うかもしれないが。
カンツリ用スプーンの多くは、流れが強いところで使う事を想定しておらず、大抵あっさり動きが破たんする。
そもそもカラーも不向きだし、飛距離が全く足りていない…と言う事でそもそも選外。

渓流用の3g台でもこの条件ははっきり言って無理ゲー。
実のところ、5g台のスプーンを使えば、この条件をクリアできる事は出来るのだけど、今度は釣れる泳層(表層)をトレースできず、根がかりも多発すると言った別の問題が発生する。

そう言う意味では、俺のハス釣りと言う怪しげな独自釣法の世界では、ベスパがオンリーワンだったりする。

実際、ベスパのポテンシャルと汎用性は相当高いと実感しているので、まったくの初見のネィティブフィールドに挑むことになったとしても、ベスパがそろってれば何とかなるんじゃないかって本気で思ってたりする。
今年、やってみようかな? (´・ω・`)

また、派生モデルでスーパーベスパシリーズと言うレイク、渓流用のスプーンもあり、芦ノ湖や中禅寺湖のようなトラウトで有名なフィールドでは、ほぼ定番ルアーのひとつとなっており、都内のショップのレイクコーナーでは当たり前のように売られているし、現地の釣果報告でも良く名前を見る。
あっちの世界は良く解らないが、古参新参ひしめく中で、ろくなプロモーションもない中で、定番の位置を確保している時点でその実力はお察しください状態なんではないだろうか。

ちなみに、以前も少しふれたけど。
スーパーベスパのイチオシカラーは「ジグザグ」。
俺が芦ノ湖で唯一成果を挙げているのはスーパーベスパのこのカラーだったりする。

射程:☆☆☆☆☆+ 30m超 ULクラスのロッドで扱えるギリギリの重さだが、フルキャストするとものすげー飛ぶ。

レンジ:☆☆☆☆ 止水だと1mライン辺りを泳ぐような感じだが、流水域では30㎝くらいの所でも根がかりしないで泳ぐ。なにげに根がかり回避能力も高い。(それ故にか、ルアーは岩に擦れまくってボロボッロになるwww)

沈降速度:☆☆☆  沈降速度はイイ感じでゆっくり目。なかなか使いやすい。

シルエット:☆☆☆☆☆ さすがに相応にデカい。 動きも派手目なのでアピール力は高い。

使用頻度:☆ カンツリ用途では、王禅寺や裾野の二号池くらいでしか使った事がない。実績はゼロじゃないけど、あまりない。

ハス用での使用頻度:☆☆☆☆☆ ハス釣りでは、ほぼコイツオンリーで通すこともある位には高頻度で使っている。

アクション強度:☆☆☆☆ 5:5 のミックスタイプのウォブロール型。ウルトラベスパよりトーナメントベスパのアクションの方が近い。


カラー傾向 : 元々ネィティブフィールドを意識したカラーが多いが、単色のジンジャーやオリーブもあって、カンツリを意識したカラーも多い。
群馬栃木じゃこのサイズも普通に使われているらしいからねー。

ちなみに、ゼブラやコーチドックと言った最近は珍しくなった由緒正しいカラーもある。
個人的にはこの系統のカラーって、結構好きwww


マイクロベスパ 


リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)

ヲレがウルトラベスパを導入した時にはすでに一緒に売られていたようなので、何気にこれもかなり息が長いシリーズ。

2g、3cm位が主流の頃にウルトラベスパより一回り小さく軽いマイクロスプーンと言う事で、実際に買ってみたが、表層用スプーンと言う訳ではなく、むしろディープマイクロスプーンと言うべき、当時としてはかなり変わり種だった。

ちなみに、ヲレが持ってる写真のものは先代カラーのもので、RGBメタリックトリオを始め、大半がすでに絶版カラーとなっている。

マイクロベスパの動きは、基本的にウォブリング控えめなハイピッチローリング系のスプーンになる。

同社の大きさや重さが似たようなルアーでは、トーナメントウルトラベスパがあるが、
あっちは左右にフラフラ揺れながら、時折裏返えるくらい派手に泳ぐのに、
マイクロはほとんどまっすぐに、裏返るどころか、テールのマーカーすら見せることなく淡々とスーッと泳ぐ。

典型的な動かない安定志向スプーン。

どうも比重の高い素材でも使っているらしく、大きさの割に沈降速度がやたらと早く、割と速攻沈むのが特徴。
(なんとなくだけど、ウルトラベスパとかと比べると、ぶつけた時の音が違う)

ディープトレースに長けたルアーなので、使い道としてはボトム攻め専用とでも思っておいた方がいいだろう。
(ただし、根がかり回避性能は高く無いので、根がかり注意!!)

射程:☆☆☆☆ 小型スプーンの癖に射程はウルトラベスパ並み位にある。


レンジ:☆☆☆☆☆ 柿田川でウルトラベスパの感覚と同じように使うとすぐ底を引きずってしまって、藻まみれになってしまった。2m位のラインだと思われ。 

沈降速度:☆☆☆☆☆ 風呂に沈めて実験した限りだと、トーナメントウルトラベスパが3-4秒ほどかけて着底するところを2秒で着底したので、倍近い沈降速度。
相当早い方だと思う。

シルエット:☆☆ 小型でかつ、動きが静かで安定志向なので、水中でのシルエットも小さい。

使用頻度:☆ 柿田や早戸では、ボトムトレースは根がかり多発の割には、釣果も微妙だったので、出番はほとんどなかった。
一時期、2軍落ちどころか、行方不明になっていたが、先日無事発見されたのと、マイクロベスパSSと一緒に数色追加発注済みwww
引き出しを増やす為にもこいつも使いこなしたいと思ってる。

アクション強度:☆☆ 4:6 動き自体はウルトラベスパ系ではなくトーナメントベスパ系のようだが、
リトリーブ中、斜め上から見るとテールマーカーがほとんど見えない様子から、かなりローリング寄りのような感じである。

カラー傾向 : かつてはウルトラベスパと同じようなカラーリングだったが、現行カラーはトーナメントベスパと同じような感じになっている。 
テールマーカー入りのカラーが多いので、アピール系のカラーリング主体と思ってよい。


※ まだ持ってないので良く解らないけど、カラーパターンやマイクロベスパの動きから推定。

マイクロベスパSS 

リバーオールドのカンツリスプーンシリーズの最新作。
店頭で売ってるのはまだ見たことない。

マイクロベスパはボトムトレース特化と言うべき代物だったのに対して、こっちは同じ形状のままでサーフェスレンジ攻略を意識したモデル。

1gと言う重量と形状からすると、恐らくトーナメントウルトラベスパと同じようなキャストフィールで同じようなレンジを攻める事が出来ると思う。

カラーリングもトーナメントベスパSSと同じ地味系カラーリング。

これらの事から導き出されるのは、ウルトラベスパに対するトーナメントベスパSSのように、
裏トーナメントウルトラベスパとも言うべきスプーンなのではないかと思われる。

手持ちで近いスプーンとしては、フォレストのクローザーやプリズムデザインのバディとコンセプトは似ていると思う。

あの辺も基本的に爆釣するようなスプーンではないが、厳しい時やここぞと言う処で結果を出す渋いルアーなので、

それと同じようなものであれば、相当使えるはずである。


まだ触ってもいないモデルなので、評価できるような状態ではないです。

ただし、すでに物はリバーオールドさんに発注済み。

月末の釣行には、間に合う予定なので、別途インプレ記事をアップする予定。

射程:

レンジ:

沈降速度:

シルエット:
 
使用頻度:

アクション強度: 


カラー傾向: トーナメントベスパSSとほぼ同じカラーリング。地味系。


各種パラメーターの評価は買って使ってから埋めるのです。

実際に買った人の話だと、ベスパ系にしては大人しいけど、他社の地味系ルアーよりは動くとのこと。




サテライト バイパー

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)


ベスパとは別系統のウィローリーフタイプの長細スプーン。

動きもどちらかと言うとウォブリング主体ではあるのだけれども、スプーンらしからぬグネグネとした生き物ライクな動きをする。

工夫次第でスプーンと言う無機質な鉄片に、命を与える事も…出来るかもしれないよ?

フォレストマーシャルと同系統っちゃ同系統なんだけど、あそこまでウォブリング特化じゃないし、
もっと…こう、スローリーな感じで生々しい動きをする。

比較的大きいため、カンツリでは実績はほとんどないが、
ハス釣り用ではこちらも良く使うスプーンとなっている。
(写真のはハス用で頻繁に使用するカラー。カンツリ用ではゼブラ系なんかを使う)

安定性ではベスパに及ばないが、独特なフォーリングアクションとその動きの良さで、単純な集魚力では、こちらの方が上のようである。
(ちなみに、ハスは長っ細いルアーが好みと言う傾向があるので、この手のウィローリーフ系の方が強い。)

使用するシチェーションとしては、流れが強くない開けた場所や射程距離が欲しい時などに使用。
あとは魚の居場所を探るサーチベイト用としては、かなり優秀。
(ハス釣りでは、HITせずとも反応してルアーに向かって動いた時点でそれと解るので、寄せとか囮と言う意味)

ちなみに、このバイパーシリーズは近年、レビン、ファングと言った二つ名を持つ大型重量級派生モデルが多数導入され、さっそくあちこちのネィティブフィールドで戦果報告が届いているらしい。
確かにバイパーの大型版なら、釣れるだろう。

…これのダウンサイジング版で、2g台のでも出せばカンツリ用として面白いルアーになるかもしれない。


サテライトトゥーピドー

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)

リバーオールド製スピナー。

まぁ、スピナー自体ほとんど売ってるのを見ない程度には廃れてしまったので、これを売ってるようなショップはほぼないのが現状。

なので、見たことない人も多いと思う。

スピナーは往年のルースターテールやブレットン、セルタと言ったオールドルアーがほぼ完成形と言われている。

実際問題、これらを超えるようなスピナーを作るのはなかなか難しいようで、たまに新製品として出ては数年で消えていくスピナーが多い中、長年販売されていて重量増の派生モデルなども出ているようなので、割と健闘している方だと思う。

泳層が深めで、リアクションでしか釣れないような時に使う事で、そこそこの実績がある。

どっちかと言うと…実は冬場に実績が多い。

春から秋は表層主体だから、トゥーピドーの泳層だとちょいと厳しい。
実際のところ、ルースターとかだと、スローでも50㎝くらいのレンジをキープできるんだけど、トゥーピドーだとちょっとスローに引くと1m以上まで潜ってしまうので、速引きで浮かすようにしななければまともに釣れない。

なので、レンジが深く、リアクションで釣れる冬がもっとも適していると言う事になる。

ただ、ネィティブフィールドのように流れがあると話は全く別で、根がかり回避能力も高く、アップ、ダウン共にそつなくこなし、安定性も高くはっきり言ってスピナーとしてはかなり優秀。

…要するにネィティブフィールド向けなんだよな。カラーリングもそんな感じだし。

なんかしらんけど、やたら買い込んでいて、写真の9個以外にもダブりが5個くらいあった。
どうしてこんな事に…?(´・ω・`)


と言う訳で、ウルトラベスパ系、トーナメントウルトラべスパ系、とご紹介させていただいた上での今回の第三弾。

どちらかと言うと、カンツリ用途以外で使うスプーンが多いので、お役立ち情報になっているかどうか微妙です。

ちなみに、マイクロベスパ系はSS未購入、無印はほぼ使わずと言う状態なので、あまり参考にはなりません。

どちらも近いうちにまとめ買いの予定なので、数を揃えて実釣後に改めてインプレ記事を書くつもりです。


まぁ、これは一か月くらいは先になると思うので、次のお題は…。

ベスパ以外のカンツリスプーン特集!! の予定です。

紹介予定のスプーンは俺のワレットに残ってたベスパ系以外のものと言う事で、10種類以上は軽くありますが、
どれも古くなってしまったので、現行で生き延びているのは半分にも満たないです。

懐かしいものや伝説級のスプーンもあるかもしれません。

ちなみに、具体名を挙げると

フォレスト : マーシャル  クローザー  MC メビウス
プリズムデザイン : プリズムリーフ  バディ
ムカイ : ルーパー
イマージュ : エリアピクシー
アルフレッド : アルフスプーン(当時はアルフレッドとだけ呼ばれてたけど、今はこの名前らしい。)
ダイワ : チヌークS
ルーハージェンセン : スーパーデューパー
ナッソ : G-1アバロン
ケンクラフト : リーフ

ワレットに入ってたスプーンとしてはこんなにあった。
他にもダイワプレッソ系スプーンもあったはずなんだけど、行方不明。(´・ω・`)

こうしてみると、割と一級品のスプーンばかり、使ってたんだなぁ…。


それなりにっ! 乞うご期待www

前回記事 ベスパについて語る その4

前々回記事 ベスパについて語る その3
関連記事

ベスパについて、語る。

ベスパについて語る 2

リバーオールド ベスパについて語る その3

リバーオールド ベスパについて語る その4

リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)



このブログの人気記事
道志川でビックワンだ!
道志川でビックワンだ!

同じカテゴリー(ルアー)の記事画像
ゆきゆきて、加賀FA!!
4/30 早戸川リバースポット
リバーオールド
ヲレの歴代メモリアルルアー達について語る。
激シブ足柄CAで、マイクロベスパSSの真髄を見た!
リバーオールド ベスパについて語る その4
同じカテゴリー(ルアー)の記事
 ゆきゆきて、加賀FA!! (2015-05-22 14:44)
 4/30 早戸川リバースポット (2015-05-04 01:35)
 リバーオールド (2015-04-30 04:06)
 ヲレの歴代メモリアルルアー達について語る。 (2015-04-20 14:13)
 激シブ足柄CAで、マイクロベスパSSの真髄を見た! (2015-03-31 01:58)
 リバーオールド ベスパについて語る その4 (2015-02-21 01:55)
Posted by ふりスキー at 03:06│Comments(0)ルアー
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
リバーオールド ベスパについて語る その5 (ベスパ以外もあるよ!)
    コメント(0)