2015年05月04日
4/30 早戸川リバースポット
4/30 13:30 早戸川リバースポット 到着
そそり立つ岩壁のような新緑の山々に囲まれたここ、早戸川リバースポット!
このエリアこそ、この俺のホームエリアなのである!
リバスポが俺のカンツリ釣りの原点であり、
わが師、ハイネマンと共にあらゆるカンツリ基本テクをここで研究し、
時に学び、お互い切磋琢磨し、釣りとはいかに素晴らしいものかを知った。
まさにホームと呼ぶにふさわしい場所。
なにより、ここの雰囲気が好きだ。
周囲を見ても山、山、山!
ちょっと道をそれて、山に足を踏み入れるとそこはもう、人外の領域。
そして、底まで見える透明な水と轟々と流れる川の音。
素晴らしいっ!
なんと、素晴らしい事か!!
ちなみに、半日チケットなら正午から開始となるのだが、
正午開始予定と言っておきながら、こんな時間になったのは忘れ物を取りに帰ったせい。
忘れ物。
ま…その。
なんつーか、ドえらいモン忘れていきましたwww
まぁ、現地に着く前に気付いてよかったけどな!!!
とりあえず、今日のタックルはこれ。
2015フリームス&FS56J。
舐めプとか言うなかれ。
これは本気タックルなのである。
思った以上に混んでるなー。
車の台数からすると、ここだけで2-30台。
釣り人もざっとで50人以上はいる。
まぁ、フライマンが半数以上だから、ルアーは10-20人ってとこか。
前回は車が10台に満たなかったが、あれは…ガラ空きと言うやつ。
今日は平日とはいえGWの中日だから、さすがにまぁまぁ混んでる方だな。
ちなみに、昔は平日朝一で10台、昼には50台、釣り人100人ってとこで、
休日にもなると、その倍くらい入るってのが、かつての早戸川リバスポだったwww
まぁ、それでもそれなりに釣れるのが早戸でもあった訳なんだがなー。
13:44
開始後、10分程度でまずは一匹。
ルアーは前回好調だったトーナメントウルトラベスパのオリーブオレンジテール。
なかなかのサイズだったが、難なくGET。
今回、実質フリームスの初の実戦投入となるのだが、
重たいとか、巻き心地が微妙とか色々諸評価あるようだが、
ドラグ性能については特筆級のものがある事が良く解った。
ちなみに、こいつは40㎝級近い大物だったのだけど、
FS56Jとフリームスの組み合わせの前には、ロクに抵抗も出来ず、あっさりネットイン。
フリームスのドラグ…これぞまさしくオートマチックドラグとも言うべき代物。
ドラグ自体は、ちょっとした事ですぐ動くのだけれども、動きっぱなしに決してならず、
ある程度引き出されるとじわっと止まる感じで魚も思ったように動けないような感じで割とすんなり寄ってくる。
なんじゃ、これwww
見えない誰かが勝手にドラグノブを動かしてくれているかのようだ。
うん…その…なんだ。
キモいwww
ただ、久々のFS56Jは…正直、このところエゲレアERGS58ULを通して使っていたせいか、
もはやFS56Jはルアーどこに飛んでいくか解らない上に、アタリも何も解らない…冗談のようなポンコツロッドになっていたwww
これでは、目をつぶって釣りをするのと変わらない。
そのうえ、今の時期午後から吹き出す強風でロッドはぶれるわで、もう訳が分からない。
うーん、FS56Jって、ここまでポンコツなフィーリングだったっけ?
もうちょっとマシだったと思ったんだけど、何だろこの感覚…例えるなら…。
毛糸で縄跳びやってるような感じ?
訳の解らんたとえで恐縮ながら、まさにそんな感じなんで想像してくれたまえwww
それにしても…グラスは経年劣化でコシが抜けると言う話を聞いてはいたが、
確かに、コシが抜けてベニョンベニョンになっていると言うのは否定できない。
そろそろ、FS56Jも引退を考えてもいいかもしれない。
と言うか、一度引退させたんだが、何だかんだで復帰したってのが正直なところ。
つーか、ERGSのフィーリングがあまりに馴染みすぎるせいで、余計にグラスの欠点が良く解るのだろう。
まぁ、ERGS58ULってフィーリング的には渓流ロッドみたいな感じだし、感度とパワー重視で正反対だから、余計に…な?
それにしても、やり難いなんてもんじゃない。
こんなでやってられっかwww
そんな訳で、タックルチェンジ。
いつものERGS58ULとフリームスの組み合わせにチェンジ。
リールは定番のレアニウムでも良かったが、
まぁ、せっかく最新のフリームスを買った事だし、ここは大物率も高いから引き続き使ってみよう。
タックルの重量バランスについても、事前に確認済みで全く問題ない。
ちなみに、タックル2セット持ち歩けば良くね? と思われるかもしれないけど。
早戸はガンガン歩いて、空いてる場所や魚が見えて釣れそうな場所を探すのが基本。
なので、ここはシングルタックル以外は考えられない。
って言うか、そもそも足場が悪いから、タックルボックスを置く場所にすら困るようなところなので、
複数タックル持ち歩いても置き場所が無い上に、うっかりすると自分のタックルを忘れたり、水没させたりするのが関の山。
まぁ…要するに、身軽が一番なんだよwww
14:18
タックル交換やら、あちこち歩き回ってたせいでセカンドフィッシュまで、およそ30分。
いやー、大場所が釣れないのなんのwww
魚はいる。
ここまでに、結構見かけたし、いる場所もほぼ定番。
だが、釣れない。
もっとも、29日あたりは相当な人出だったと思われるし、どうも朝から相当に叩かれているらしく正攻法じゃまともに釣れない。
周りを見ていても釣れてるのはフライとテンカラばかり。
まぁ、昔も早戸で午後からとか、はっきり言ってルアー全然釣れなくなるってのは良く解ってることで…。
昔は、午後からはテンカラでってのが定番だったな…そういえば。
なので、こないだの昼に入って50匹なんてのは、異常っちゃ異常なんだが…。
このままで終わらせるわけにはいかない。
そんな訳で、一気に移動。
上流の管理棟の目前、橋のたもとに、川幅10m程度で流心の流れの強いポイントを発見。
魚はいるが、流心ど真ん中で1.5m程度の深さで定位している。
これは狙いづらい。
正攻法でクロスで通すとルアーが一気に下流へ流されてしまう上に、マイクロルアーだとそもそも魚のいる深さまで届かない。
そのせいか、誰もこのポイントには入っていない。
ふはーはははっ!
こう言う処こそ、狙い目なんじゃ。
だがしかし、どう攻める?
マイクロスプーンは、論外。
大型スプーンだと、流心ディープを狙う事は出来るだろうが、泳層キープも難しいし、そもそもあまり大きいと反応が鈍くて釣れない。
プラグでも出すべきか、或いはスピナー?
いやいや、どれも俺の釣れるイメージに合わない。
以前なら、ここで攻めあぐねてしまう所だが、こんな状況に最適なルアーがあるではないか。
マイクロベスパSS ダークオリーブ!!
この浮かばないマイクロスプーンであれば、俺のイメージした通りにやれるはず!
一撃。( *´艸`)
メソッド自体は、U字ドリフトと言う渓流トラウトでお馴染みの奴だが、
今回はその応用。
ショートピッチで対岸ギリギリに落として、ロッド操作で一気に沈める。
距離は10mにも満たないので、当然しゃがみ込んで気配も消す。
限りなく、テンカラのようなルアー操作になるのだが、早戸に限らず小場所ではこんなテクが要求されるのだ。
マイクロベスパの特徴はカウントダウンで沈めればきっちり沈んで巻いても浮かんでこないと言う事は解っていたが、
このキツめの流れの中でも、その特性はきっちり活かされたようで、イイ感じで群れの背後からじりじりと魚の鼻っ面を掠めるコースをトレース。
緊張の一瞬、
ガツーンと硬いバイトが乗った!!
飛ぶ! 走る! 潜る!!
目まぐるしく駆け回るスピード感あるファイト!!
これだよ! これがレインボーのファイトと言うやつだ。
大きさは20㎝台なので、ネットインはアレをやることにした。
敢えてジャンプを誘発させて、タモキャッチwww
アユ釣りでよくやってるアレだが、
前回から、ネットを小型化したので、ますますやりやすくなった。
ふと視線を感じて、顔を上げるとポカーンとした顔でこっち見てるおっちゃんと目が合った。
まぁ…この必殺タモキャッチャー。
遠目には魚がジャンプして、勝手にタモに向かってすっ飛んで行ったように見えるらしく、
初見の人には大抵ビビられるwww
なんか妙な重みが乗ったので引き揚げてみたが…スピナー。
でも、錆び錆び。
こんなとこで、根がかりとは…無茶しやがったな。
それにしても、この釣法…流れの強い中でリアクションで食ってるからなのか良く解らないが、
毎度、アタリがやたら強烈でどうにも弾きまくる…。
まぁ、ERGSはチューブラーだから、こういう乗せる釣りには向いてないから仕方ない。
FS56Jにしとけばよかったかなと思わなくもないけど、この接近戦ではやはり反応速度に優れるERGSが有利な訳で…どっちにせよベストではないなぁ。
うーむ、FS56Jの代わりになるようなソリッドの乗せロッドもやっぱ欲しいな。
ただまぁ…俺の場合、ロングロッドは嫌いなので6ft未満のショートロッド希望。
ちなみに、現状の有力候補はエゲレアの6.1ftのULソリッドモデル。
って、去年売っ払った奴と同じじゃんwww
もう一匹追加。
うーむ、アタリはあるのだが乗らん。
なんか反応が微妙。
色があってないのか…フックがダメか?
マイクロベスパSS、チョコレートブラウン&ハーフオレンジ
意外なカラーで釣れたな。
前回、足柄で好調だった♯10では何故か反応なしだったのに、これに変えたら一撃の好反応。
何故に?
もう一匹追加。
昔に比べると、ヒレピン率がやたら高くなったのはなんでだろう。
とにかく、イイ感じの魚である。
悪かないが、さすがにここでこの手のカラーはスレるのが速い。
反応鈍くなったので、カラーチェンジでさらにもう一匹。
色はコイツ。
ブルーグレー&ハーフ蛍光ピンク。
ちなみに、これはリバーオールドさんからのサービス品。
元々このカラーは頼んでなかったのだけど、これも使ってと言わんばかりにサービスしてもらえた。
お役に立ちました。(*´ω`*)
さすがに小場所で延々同じメソッドで釣り続けるのも限度がある。
俺の釣れてる様子を見て、対岸、下流と二人も人が入ってきたし、
虎視眈々とポイント狙ってる連中もそこらじゅうにいるのが解る。
まぁ、この辺が見切り時やな。
早戸は大体どこ行ってもこんな感じ。
ここは上流域の比較的大場所。
プレッシャーが強くなると、魚は大体奥の方に陣取ってしまう。
このポイントだと大体釣れる可能性のあるポイントは、
左奥の石から落ち込みまでの区間、対岸から1m以内ってとこかな。
奥の方で、すこし青っぽくなってるあたりがHITゾーン。
この写真ではわかりにくいけど、元の写真見るとその辺だけに魚影が見える。
まぁ、他はそもそも魚がいないってことは良く解る。
いないとこにルアー投げたって無駄なのよね。
奥をトーナメントベスパあたりで攻めるのも手だが、マイクロベスパSSが勢いに乗ってる感じなんで、
このまま通すのが吉。
俺が狙うのは、対角落ち込み狙いでアップストリームで速引き!!
狙い通り釣れるってのは、実にイイ。
今回のように、渋い日だと尚更である。
早戸の面白いところは地形や流れを読むってファクターがあるって事なんだよね。
ポンド系はルアー選択やタックルと言った道具や場所の占める部分が大きくって、
ひたすら延々同じところで手変え品を変えってやっていくのがパターンなんだけど…。
早戸だと、それは愚の骨頂。
渓流釣りと一緒で、ドンドン歩いて魚のいるところを探していって、見つけた魚をどうやって釣るかを考える。
サーチ&デストロイって奴か?
そうなると、道具もどちらかと言うと機動力重視となっていくので、
早戸ホーム組の装備は、ショートロッド、シングルタックル、タモも小型軽量型、ルアーも最小限、
アースカラーのフィッシングベスト装備…と大体こんな感じになる。
お寺や足柄なんかだと、お前ら店でも開くのか? ってな勢いで、
ロッド槍衾、タックルボックスいっぱいにギッシリ詰め込んだルアー…みたいな重装備をよく見たけど、早戸でその手の奴は大抵初見かアウェー組。
早戸の釣りは、5分と同じところに留まらないなんてのが当たり前なので、重装備組でもある程度解ってる奴は、自然と軽装備になってたりするwww
まぁ、早戸系のリバー系カンツリとポンド系カンツリは、同じカンツリというジャンルの釣りじゃあるんだけど、
似ているようで、実は全然違う釣りなんじゃないかなーって気はする。
…俺なんかは、むしろ早戸系にどっぷり浸かったクチなので、ポンド系の同じとこでひたすら延々ってのがどうも苦手。
つか、魚が見えない状況での釣り自体が苦手www
早戸のストックポンド…尋常じゃない数がぎっしり。
底が見えないwww
今は無き柿田川FSを思い出しますなぁ。
あそこは、マジでこんな感じの中へルアーぶち込むくらいの勢いのとこだった。
ちなみに、これ…恐らく万単位は軽くいると思われ。
こんな中にルアー投げたいと思う人もいるかもしれないけど。
実際は、ここまでの密度で集まられると、ルアー投げても、魚にもみくちゃにされるだけで、
ルアーアクションもヘッタクレも無く、運の悪い奴がスレがかって終了となるwww
まぁ、似たようなシチェーションとしては、足柄のエサやりタイムに遭遇すると出くわすわけだが。
あれなー。
はっきり言って全然釣れない上に、魚が変な風に散ってしまうので、実は迷惑千万…なのだが、
どうも名物化してるようなので、止める気配はなさそうだ…。
あんなで釣れるようになるなら、どこでもやってるはずだが、実際はあれをやってるのは足柄だけ。
適当にトイレ休憩や一服しつつ、のんびりとルアーを投げると。イイ感じのサイズがHIT!!
おーっ! いいね!!www
そこで、俺は違和感に気づいた。
??
左手がネットを探す。
だが、あるべきものがそこにない。
ネットは?
ねぇ! 俺のネットどこ?
と、マジでパニクりながら、何とか上陸させて、フォトショットwww
この後、300mほど戻って、忘れて放置されてたのを無事回収。
ちなみに、前回からネットはWILD1オリジナルの軽量小型ネットとなっている。
足柄で使った感じだと、グリップが短いのがネックになっていたが、
ここで使う分には軽量小型が生きてくる上にタモキャッチャーが格段にやりやすくなったので、地味に良いぞww
それにしてもまったく!!
出がけのロッドと言い、このネットと言い今日は忘れ物が多い。
ちなみに、予備フック一式も忘れたので、今回に限ってはフック交換も不可。
実はTUベスパのオリーブオレンジテールもフックがいかれて、この時点で使用不可。
まぁ、このカラーは予備があるし。
少し手間だけどニコイチにして、あまり使わないカラーからフック拝借すりゃいいので、何とかなる!!
そして、この時点で15時…滞在時間はおよそ1時間半だが、すでに10匹ほど釣りあげている。
まぁ、俺的なカンツリ釣れてる基準としては、3時間で10匹を基準として考えているので、
このペースは十分、釣れているペースである。
どれも正攻法とは言い難いが、以前ならお帰りタイムだった午後から開始でこの成果は、
この俺のレベルアップを象徴していると言えるなぁ。
しかも、何か知らんがベスパ縛りにしたら、むしろ釣果が上がっているような気がする。
これはたぶん、選択肢を狭めた結果、迷わなくなって余計な筋道を通らなくなった事と
同じスプーンを使い続ける事による熟練度の上昇効果だと思われる。
つか、マジでもう他のルアー見ても釣れるイメージが沸かない…どうしようwww
その後、最上流域をウロウロし、ポツポツと拾い釣り。
本日、好調マイクロベスパSS。
予備を投入、TUベスパ
珍しいルアーでHIT。
トゥーピドー 3.5g ポイズンレッド。
やっぱトゥーピドーええな。
ポンドじゃイマイチだけど、リバー系なら障害物回避能力も高いし、レンジもあって思った以上に使いやすい。
ルースターも良いが、フェザー付きは反則と言うとこも多いし、せっかく山ほど買い揃えたんだからトゥーピドーも使いこなさないと。
山の夕暮れは早い。
16時を回って早くも少し薄暗くなってきた。
そう言えば、もう太陽の姿は山陰に隠れてしまって見えない。
半日券だと17時には撤収なので、あと1時間はある。
それに、この薄暗くなってきてからがチャンスタイムなのだ。
このチャンスタイムにすべてを掛けると言うのが本来の想定だったけど。
この時点で十分釣れているので、俺的にはすでに満足モードwww
なので、このチャンスタイムはおまけ程度に考えて、焦らずのんびり消化試合だと思ってやることにするwww
と言う訳で、撤収を頭に入れて下流へと移動開始。
さっき釣れてたポイントは若造二人が立って、くっちゃべりながらダラダラとやってる。
狭いポイントだし、あんな風に突っ立って、大声で話してちゃ釣れるわけがない。
つまり連中が場所空けない限り、絶望的。
ここ誰も手を付けないポイントだったのに、俺の様子を見て続々と入り込んでたらしい…。
昼間っからルアーで爆釣とか目立つことやってりゃ、そうなるかー。
幸いながら、その下にもいくつか不人気手狭地帯が続くので、どこかいい場所を探そう。
ちなみに、この数区画は昔から流れが強くて水深深くて、超狭いと
ルアーもフライも向いているとはいい難いポイントで、おかげで誰も近づかず、
唯一、テンカラだけはこの狭さを問題としない為、テンカラの天下と言うポイントとなっていた訳。
で、昔早戸でテンカラやってた俺的にはむしろお気に入りゾーンだったりする。
ちなみに、テンカラは早戸のニジマスには反則的な効果があり、半日で100匹くらい余裕で釣れる。
はっきり言って、数釣りに関してはテンカラは掛け値なしで最強。
まぁ、あまりに釣れるので空しくなって、やんなくなって久しい。
昔は、良くテンカラでブルーギルとか釣ったもんだ。
とりあえず、イイ感じに空いてるとこを発見。
他に釣り人は、下流にフライのおねーちゃんがいるけど、キャストがうまく出来ないらしく、提灯釣りみたいにフライを流してるだけ。
つか、こんなとこでショートレンジキャストとかちょっと無理あんじゃね?
俺は…落ち込みの脇に座り込んで、マイクロベスパSSオリーブを対角線手前の真ん中あたり目掛けてキャスト。
フライのおねーちゃんに配慮したのもあるけど、上から見た限り、おねーちゃんのせいで魚が下流ではなく中間地点辺りに滞留している事から、真ん中辺からドリフト横断させるのがベストと判断した。
さて、どう出るか?
おう!一撃
またしても一撃。
これは、あれかー?
よしよし、ワンキャストワンヒット。
恒例のフィーバータイム突入!!wwww
いいぞ! 1回外れても、そっこー次がヒットしてくるとか。
いつものアレだwww
どーん!!
15分で8連発を決めたところで、ウルトラベスパSS オリーブが手前の石の隙間に引っかかって、回収しようとしたものの、そのままライン切れて行方不明に。(´・ω・`)
ここでこれは痛いな…。
ついでに、おねーちゃんが移動してしまったら、魚の滞留ポイントが変わってしまったらしく、
同じメソッドでパタッと釣れなくなった。
えええっwww
人為的プレッシャーが図らずも爆釣を生んでいたとは…。
まぁ、理屈じゃ解るけど、実際に直面するとなんとも複雑である。
とりあえず、もっと奥へ対角線キャストして同じようにドリフトさせたけど、反応なし。
うーむ、今のは奇跡的なバランスが演出した爆釣だったのだろうか。
まぁ、ここは十分釣ったし、反応鈍くなってたのも事実だし。
さっさと更に下流へ移動。
ルアーは、さっきも好調だったマイクロベスパSSのダークオリーブにチェンジ。
ここは、下手なカラーは使わず、スレ難いカラーでネチネチと攻める。
メソッドも同様、ダウンストリームドリフト。
ちなみにポイント全景。
広く見えるけど、実際はびっくりするほど狭い。
ここでは、2匹連発で追加にとどまる。
なぜならば…。
そう、ついにビックワンがHIT!!
途中までは順調。
ランも力づくで止めて、空気を吸わせて抵抗が弱まって、行けると思って、ドラグを締めて、手前に寄せたまでは想定通り、
だが、その直後にもう一撃が来る…ってその気配までは、読み切れたのだけど、
ドラグ緩めるタイミングが0.5秒遅かったのと、そっちに気を取られてロッド操作が疎かになったのが原因で、ラインにまともにトルクが乗って痛恨のラインブレイク!!
さしものフリームスのドラグもロッドがまっすぐの状態で反転ターボ掛けた40㎝級相手では分が悪かった。
これで、マイクロベスパのオリーブ系は壊滅。
他のカラーは正直、微妙だし、今から他のアタリを探す余裕はない。
なので後はもうTUベスパに賭けるしかないだろう。
狙うポイントは、合流点の最後の大場所。
一番広い上に魚影も一番濃いポイントなのだが、皆、撤収間際にあと一本を狙ってるようで、両岸合わせて10人近くいる激戦区となっていた。
だが、俺はただ一人座り込んでの低弾道キャスト&U字ドリフトでじっくり狙う。
なんとか、4匹ほど追加したところで、17時の終了のアナウンスが流れ、本日の釣行は終了!!
総カウントは…26匹、写真撮り損ねも含めたら30匹ってところか。
まぁ、前回の半分程度だけど、時間が短い事と正攻法じゃ全く駄目って状況からすると…。
…いやいや、普通に大漁だから、これwwww
むしろ、4時半の時点でまだ30分も時間があるし、とかやってたくらいだし。
それにしても、マイクロベスパSSは当初の予想を上回る高性能っぷりを早戸でも如何なく発揮してくれた。
何が良かったのかと振り返ると、リーリングをほとんど止めて、
流れに任せつつ、スローフォーリングでドリフトをかけると言うメソッド。
これが決定的。
このメソッド自体は、以前からたまにやってたのだが、さすがに8連発とか驚異的な結果を出すほどじゃなかった。
特に効果を発揮したのがマイクロベスパSSの軽量さ故にダウンストリームだとサスペンド状態となって、魚の鼻っ面を掠めるようにドリフトさせる事が出来た事。
これは、本来この状況下に適したであろうヘビー級ルアーではなかなか真似出来ない事で、
軽量マイクロスプーンで同じことやると浮いてしまうので、やはり真似できない。
所謂オンリーワンのメソッド。
今日、釣れたのはほとんどこのパターンと言う事を考えると、逆にこれやらなかったら、割と悲惨な釣果だった可能性が高い。
TUベスパも十分強力だが、マイクロベスパSSも大概だよなー。
マイクロベスパ自体は、正直なところ、沈み過ぎで使いにくいスプーンだったのだけど、
重量を変えただけでここまで化けるとは。
TUベスパのフォローどころか、もうこれ単体で十分主力でいいんじゃないか? くらいの高性能。
いやー、お見事!
つか、俺が良く行くシチェーション自体。
クリアーウォーター系、午後からで激渋当たり前…みたいな状況が多いから、何気にベストマッチなような気もする。
前回の足柄であの状況であれだけ釣れてる時点で十分すげーのは解ってたけど、
今回の早戸の釣果は…
普通にすげーよwwww
まぁ…それだけにロストが少々痛い。
ロスト自体は、どちらも俺のミスによるものだから仕方がない…。
ただ、買った矢先にロストすると言うのは実に困る。
一応、上州屋永山店に取り寄せ依頼してみたけど、店員の反応が微妙だったので、
正直、あまり期待は出来ない…まぁ、1週間待って反応なかったら断り入れて、またリバーオールドさんに発注だな。
今回は…マイクロベスパSS、ロスト分&主力カラーの予備一式を揃えたら、10個くらいは行くだろうwww
それでは、今回もまた良い釣りでありました。
これでしばらく、釣り行きたくてウズウズすると言う事もなくなる…訳がないwww
次の釣行計画を練っている俺がいる。
次回は…思い切って、フィッシングエリアJにでも遠征してみるか?
うーん、道はカーナビ任せでなんとかなるだろうとしても、ここはひとつ早起きしないとなぁ…。
それでは、皆さん。
今回も大概なくらいの長文、ご閲覧ありがとうございました。
またねwww
そそり立つ岩壁のような新緑の山々に囲まれたここ、早戸川リバースポット!
このエリアこそ、この俺のホームエリアなのである!
リバスポが俺のカンツリ釣りの原点であり、
わが師、ハイネマンと共にあらゆるカンツリ基本テクをここで研究し、
時に学び、お互い切磋琢磨し、釣りとはいかに素晴らしいものかを知った。
まさにホームと呼ぶにふさわしい場所。
なにより、ここの雰囲気が好きだ。
周囲を見ても山、山、山!
ちょっと道をそれて、山に足を踏み入れるとそこはもう、人外の領域。
そして、底まで見える透明な水と轟々と流れる川の音。
素晴らしいっ!
なんと、素晴らしい事か!!
ちなみに、半日チケットなら正午から開始となるのだが、
正午開始予定と言っておきながら、こんな時間になったのは忘れ物を取りに帰ったせい。
忘れ物。
ま…その。
なんつーか、ドえらいモン忘れていきましたwww
まぁ、現地に着く前に気付いてよかったけどな!!!
とりあえず、今日のタックルはこれ。
2015フリームス&FS56J。
舐めプとか言うなかれ。
これは本気タックルなのである。
思った以上に混んでるなー。
車の台数からすると、ここだけで2-30台。
釣り人もざっとで50人以上はいる。
まぁ、フライマンが半数以上だから、ルアーは10-20人ってとこか。
前回は車が10台に満たなかったが、あれは…ガラ空きと言うやつ。
今日は平日とはいえGWの中日だから、さすがにまぁまぁ混んでる方だな。
ちなみに、昔は平日朝一で10台、昼には50台、釣り人100人ってとこで、
休日にもなると、その倍くらい入るってのが、かつての早戸川リバスポだったwww
まぁ、それでもそれなりに釣れるのが早戸でもあった訳なんだがなー。
13:44
開始後、10分程度でまずは一匹。
ルアーは前回好調だったトーナメントウルトラベスパのオリーブオレンジテール。
なかなかのサイズだったが、難なくGET。
今回、実質フリームスの初の実戦投入となるのだが、
重たいとか、巻き心地が微妙とか色々諸評価あるようだが、
ドラグ性能については特筆級のものがある事が良く解った。
ちなみに、こいつは40㎝級近い大物だったのだけど、
FS56Jとフリームスの組み合わせの前には、ロクに抵抗も出来ず、あっさりネットイン。
フリームスのドラグ…これぞまさしくオートマチックドラグとも言うべき代物。
ドラグ自体は、ちょっとした事ですぐ動くのだけれども、動きっぱなしに決してならず、
ある程度引き出されるとじわっと止まる感じで魚も思ったように動けないような感じで割とすんなり寄ってくる。
なんじゃ、これwww
見えない誰かが勝手にドラグノブを動かしてくれているかのようだ。
うん…その…なんだ。
キモいwww
ただ、久々のFS56Jは…正直、このところエゲレアERGS58ULを通して使っていたせいか、
もはやFS56Jはルアーどこに飛んでいくか解らない上に、アタリも何も解らない…冗談のようなポンコツロッドになっていたwww
これでは、目をつぶって釣りをするのと変わらない。
そのうえ、今の時期午後から吹き出す強風でロッドはぶれるわで、もう訳が分からない。
うーん、FS56Jって、ここまでポンコツなフィーリングだったっけ?
もうちょっとマシだったと思ったんだけど、何だろこの感覚…例えるなら…。
毛糸で縄跳びやってるような感じ?
訳の解らんたとえで恐縮ながら、まさにそんな感じなんで想像してくれたまえwww
それにしても…グラスは経年劣化でコシが抜けると言う話を聞いてはいたが、
確かに、コシが抜けてベニョンベニョンになっていると言うのは否定できない。
そろそろ、FS56Jも引退を考えてもいいかもしれない。
と言うか、一度引退させたんだが、何だかんだで復帰したってのが正直なところ。
つーか、ERGSのフィーリングがあまりに馴染みすぎるせいで、余計にグラスの欠点が良く解るのだろう。
まぁ、ERGS58ULってフィーリング的には渓流ロッドみたいな感じだし、感度とパワー重視で正反対だから、余計に…な?
それにしても、やり難いなんてもんじゃない。
こんなでやってられっかwww
そんな訳で、タックルチェンジ。
いつものERGS58ULとフリームスの組み合わせにチェンジ。
リールは定番のレアニウムでも良かったが、
まぁ、せっかく最新のフリームスを買った事だし、ここは大物率も高いから引き続き使ってみよう。
タックルの重量バランスについても、事前に確認済みで全く問題ない。
ちなみに、タックル2セット持ち歩けば良くね? と思われるかもしれないけど。
早戸はガンガン歩いて、空いてる場所や魚が見えて釣れそうな場所を探すのが基本。
なので、ここはシングルタックル以外は考えられない。
って言うか、そもそも足場が悪いから、タックルボックスを置く場所にすら困るようなところなので、
複数タックル持ち歩いても置き場所が無い上に、うっかりすると自分のタックルを忘れたり、水没させたりするのが関の山。
まぁ…要するに、身軽が一番なんだよwww
14:18
タックル交換やら、あちこち歩き回ってたせいでセカンドフィッシュまで、およそ30分。
いやー、大場所が釣れないのなんのwww
魚はいる。
ここまでに、結構見かけたし、いる場所もほぼ定番。
だが、釣れない。
もっとも、29日あたりは相当な人出だったと思われるし、どうも朝から相当に叩かれているらしく正攻法じゃまともに釣れない。
周りを見ていても釣れてるのはフライとテンカラばかり。
まぁ、昔も早戸で午後からとか、はっきり言ってルアー全然釣れなくなるってのは良く解ってることで…。
昔は、午後からはテンカラでってのが定番だったな…そういえば。
なので、こないだの昼に入って50匹なんてのは、異常っちゃ異常なんだが…。
このままで終わらせるわけにはいかない。
そんな訳で、一気に移動。
上流の管理棟の目前、橋のたもとに、川幅10m程度で流心の流れの強いポイントを発見。
魚はいるが、流心ど真ん中で1.5m程度の深さで定位している。
これは狙いづらい。
正攻法でクロスで通すとルアーが一気に下流へ流されてしまう上に、マイクロルアーだとそもそも魚のいる深さまで届かない。
そのせいか、誰もこのポイントには入っていない。
ふはーはははっ!
こう言う処こそ、狙い目なんじゃ。
だがしかし、どう攻める?
マイクロスプーンは、論外。
大型スプーンだと、流心ディープを狙う事は出来るだろうが、泳層キープも難しいし、そもそもあまり大きいと反応が鈍くて釣れない。
プラグでも出すべきか、或いはスピナー?
いやいや、どれも俺の釣れるイメージに合わない。
以前なら、ここで攻めあぐねてしまう所だが、こんな状況に最適なルアーがあるではないか。
マイクロベスパSS ダークオリーブ!!
この浮かばないマイクロスプーンであれば、俺のイメージした通りにやれるはず!
一撃。( *´艸`)
メソッド自体は、U字ドリフトと言う渓流トラウトでお馴染みの奴だが、
今回はその応用。
ショートピッチで対岸ギリギリに落として、ロッド操作で一気に沈める。
距離は10mにも満たないので、当然しゃがみ込んで気配も消す。
限りなく、テンカラのようなルアー操作になるのだが、早戸に限らず小場所ではこんなテクが要求されるのだ。
マイクロベスパの特徴はカウントダウンで沈めればきっちり沈んで巻いても浮かんでこないと言う事は解っていたが、
このキツめの流れの中でも、その特性はきっちり活かされたようで、イイ感じで群れの背後からじりじりと魚の鼻っ面を掠めるコースをトレース。
緊張の一瞬、
ガツーンと硬いバイトが乗った!!
飛ぶ! 走る! 潜る!!
目まぐるしく駆け回るスピード感あるファイト!!
これだよ! これがレインボーのファイトと言うやつだ。
大きさは20㎝台なので、ネットインはアレをやることにした。
敢えてジャンプを誘発させて、タモキャッチwww
アユ釣りでよくやってるアレだが、
前回から、ネットを小型化したので、ますますやりやすくなった。
ふと視線を感じて、顔を上げるとポカーンとした顔でこっち見てるおっちゃんと目が合った。
まぁ…この必殺タモキャッチャー。
遠目には魚がジャンプして、勝手にタモに向かってすっ飛んで行ったように見えるらしく、
初見の人には大抵ビビられるwww
なんか妙な重みが乗ったので引き揚げてみたが…スピナー。
でも、錆び錆び。
こんなとこで、根がかりとは…無茶しやがったな。
それにしても、この釣法…流れの強い中でリアクションで食ってるからなのか良く解らないが、
毎度、アタリがやたら強烈でどうにも弾きまくる…。
まぁ、ERGSはチューブラーだから、こういう乗せる釣りには向いてないから仕方ない。
FS56Jにしとけばよかったかなと思わなくもないけど、この接近戦ではやはり反応速度に優れるERGSが有利な訳で…どっちにせよベストではないなぁ。
うーむ、FS56Jの代わりになるようなソリッドの乗せロッドもやっぱ欲しいな。
ただまぁ…俺の場合、ロングロッドは嫌いなので6ft未満のショートロッド希望。
ちなみに、現状の有力候補はエゲレアの6.1ftのULソリッドモデル。
って、去年売っ払った奴と同じじゃんwww
もう一匹追加。
うーむ、アタリはあるのだが乗らん。
なんか反応が微妙。
色があってないのか…フックがダメか?
マイクロベスパSS、チョコレートブラウン&ハーフオレンジ
意外なカラーで釣れたな。
前回、足柄で好調だった♯10では何故か反応なしだったのに、これに変えたら一撃の好反応。
何故に?
もう一匹追加。
昔に比べると、ヒレピン率がやたら高くなったのはなんでだろう。
とにかく、イイ感じの魚である。
悪かないが、さすがにここでこの手のカラーはスレるのが速い。
反応鈍くなったので、カラーチェンジでさらにもう一匹。
色はコイツ。
ブルーグレー&ハーフ蛍光ピンク。
ちなみに、これはリバーオールドさんからのサービス品。
元々このカラーは頼んでなかったのだけど、これも使ってと言わんばかりにサービスしてもらえた。
お役に立ちました。(*´ω`*)
さすがに小場所で延々同じメソッドで釣り続けるのも限度がある。
俺の釣れてる様子を見て、対岸、下流と二人も人が入ってきたし、
虎視眈々とポイント狙ってる連中もそこらじゅうにいるのが解る。
まぁ、この辺が見切り時やな。
早戸は大体どこ行ってもこんな感じ。
ここは上流域の比較的大場所。
プレッシャーが強くなると、魚は大体奥の方に陣取ってしまう。
このポイントだと大体釣れる可能性のあるポイントは、
左奥の石から落ち込みまでの区間、対岸から1m以内ってとこかな。
奥の方で、すこし青っぽくなってるあたりがHITゾーン。
この写真ではわかりにくいけど、元の写真見るとその辺だけに魚影が見える。
まぁ、他はそもそも魚がいないってことは良く解る。
いないとこにルアー投げたって無駄なのよね。
奥をトーナメントベスパあたりで攻めるのも手だが、マイクロベスパSSが勢いに乗ってる感じなんで、
このまま通すのが吉。
俺が狙うのは、対角落ち込み狙いでアップストリームで速引き!!
狙い通り釣れるってのは、実にイイ。
今回のように、渋い日だと尚更である。
早戸の面白いところは地形や流れを読むってファクターがあるって事なんだよね。
ポンド系はルアー選択やタックルと言った道具や場所の占める部分が大きくって、
ひたすら延々同じところで手変え品を変えってやっていくのがパターンなんだけど…。
早戸だと、それは愚の骨頂。
渓流釣りと一緒で、ドンドン歩いて魚のいるところを探していって、見つけた魚をどうやって釣るかを考える。
サーチ&デストロイって奴か?
そうなると、道具もどちらかと言うと機動力重視となっていくので、
早戸ホーム組の装備は、ショートロッド、シングルタックル、タモも小型軽量型、ルアーも最小限、
アースカラーのフィッシングベスト装備…と大体こんな感じになる。
お寺や足柄なんかだと、お前ら店でも開くのか? ってな勢いで、
ロッド槍衾、タックルボックスいっぱいにギッシリ詰め込んだルアー…みたいな重装備をよく見たけど、早戸でその手の奴は大抵初見かアウェー組。
早戸の釣りは、5分と同じところに留まらないなんてのが当たり前なので、重装備組でもある程度解ってる奴は、自然と軽装備になってたりするwww
まぁ、早戸系のリバー系カンツリとポンド系カンツリは、同じカンツリというジャンルの釣りじゃあるんだけど、
似ているようで、実は全然違う釣りなんじゃないかなーって気はする。
…俺なんかは、むしろ早戸系にどっぷり浸かったクチなので、ポンド系の同じとこでひたすら延々ってのがどうも苦手。
つか、魚が見えない状況での釣り自体が苦手www
早戸のストックポンド…尋常じゃない数がぎっしり。
底が見えないwww
今は無き柿田川FSを思い出しますなぁ。
あそこは、マジでこんな感じの中へルアーぶち込むくらいの勢いのとこだった。
ちなみに、これ…恐らく万単位は軽くいると思われ。
こんな中にルアー投げたいと思う人もいるかもしれないけど。
実際は、ここまでの密度で集まられると、ルアー投げても、魚にもみくちゃにされるだけで、
ルアーアクションもヘッタクレも無く、運の悪い奴がスレがかって終了となるwww
まぁ、似たようなシチェーションとしては、足柄のエサやりタイムに遭遇すると出くわすわけだが。
あれなー。
はっきり言って全然釣れない上に、魚が変な風に散ってしまうので、実は迷惑千万…なのだが、
どうも名物化してるようなので、止める気配はなさそうだ…。
あんなで釣れるようになるなら、どこでもやってるはずだが、実際はあれをやってるのは足柄だけ。
適当にトイレ休憩や一服しつつ、のんびりとルアーを投げると。イイ感じのサイズがHIT!!
おーっ! いいね!!www
そこで、俺は違和感に気づいた。
??
左手がネットを探す。
だが、あるべきものがそこにない。
ネットは?
ねぇ! 俺のネットどこ?
と、マジでパニクりながら、何とか上陸させて、フォトショットwww
この後、300mほど戻って、忘れて放置されてたのを無事回収。
ちなみに、前回からネットはWILD1オリジナルの軽量小型ネットとなっている。
足柄で使った感じだと、グリップが短いのがネックになっていたが、
ここで使う分には軽量小型が生きてくる上にタモキャッチャーが格段にやりやすくなったので、地味に良いぞww
それにしてもまったく!!
出がけのロッドと言い、このネットと言い今日は忘れ物が多い。
ちなみに、予備フック一式も忘れたので、今回に限ってはフック交換も不可。
実はTUベスパのオリーブオレンジテールもフックがいかれて、この時点で使用不可。
まぁ、このカラーは予備があるし。
少し手間だけどニコイチにして、あまり使わないカラーからフック拝借すりゃいいので、何とかなる!!
そして、この時点で15時…滞在時間はおよそ1時間半だが、すでに10匹ほど釣りあげている。
まぁ、俺的なカンツリ釣れてる基準としては、3時間で10匹を基準として考えているので、
このペースは十分、釣れているペースである。
どれも正攻法とは言い難いが、以前ならお帰りタイムだった午後から開始でこの成果は、
この俺のレベルアップを象徴していると言えるなぁ。
しかも、何か知らんがベスパ縛りにしたら、むしろ釣果が上がっているような気がする。
これはたぶん、選択肢を狭めた結果、迷わなくなって余計な筋道を通らなくなった事と
同じスプーンを使い続ける事による熟練度の上昇効果だと思われる。
つか、マジでもう他のルアー見ても釣れるイメージが沸かない…どうしようwww
その後、最上流域をウロウロし、ポツポツと拾い釣り。
本日、好調マイクロベスパSS。
予備を投入、TUベスパ
珍しいルアーでHIT。
トゥーピドー 3.5g ポイズンレッド。
やっぱトゥーピドーええな。
ポンドじゃイマイチだけど、リバー系なら障害物回避能力も高いし、レンジもあって思った以上に使いやすい。
ルースターも良いが、フェザー付きは反則と言うとこも多いし、せっかく山ほど買い揃えたんだからトゥーピドーも使いこなさないと。
山の夕暮れは早い。
16時を回って早くも少し薄暗くなってきた。
そう言えば、もう太陽の姿は山陰に隠れてしまって見えない。
半日券だと17時には撤収なので、あと1時間はある。
それに、この薄暗くなってきてからがチャンスタイムなのだ。
このチャンスタイムにすべてを掛けると言うのが本来の想定だったけど。
この時点で十分釣れているので、俺的にはすでに満足モードwww
なので、このチャンスタイムはおまけ程度に考えて、焦らずのんびり消化試合だと思ってやることにするwww
と言う訳で、撤収を頭に入れて下流へと移動開始。
さっき釣れてたポイントは若造二人が立って、くっちゃべりながらダラダラとやってる。
狭いポイントだし、あんな風に突っ立って、大声で話してちゃ釣れるわけがない。
つまり連中が場所空けない限り、絶望的。
ここ誰も手を付けないポイントだったのに、俺の様子を見て続々と入り込んでたらしい…。
昼間っからルアーで爆釣とか目立つことやってりゃ、そうなるかー。
幸いながら、その下にもいくつか不人気手狭地帯が続くので、どこかいい場所を探そう。
ちなみに、この数区画は昔から流れが強くて水深深くて、超狭いと
ルアーもフライも向いているとはいい難いポイントで、おかげで誰も近づかず、
唯一、テンカラだけはこの狭さを問題としない為、テンカラの天下と言うポイントとなっていた訳。
で、昔早戸でテンカラやってた俺的にはむしろお気に入りゾーンだったりする。
ちなみに、テンカラは早戸のニジマスには反則的な効果があり、半日で100匹くらい余裕で釣れる。
はっきり言って、数釣りに関してはテンカラは掛け値なしで最強。
まぁ、あまりに釣れるので空しくなって、やんなくなって久しい。
昔は、良くテンカラでブルーギルとか釣ったもんだ。
とりあえず、イイ感じに空いてるとこを発見。
他に釣り人は、下流にフライのおねーちゃんがいるけど、キャストがうまく出来ないらしく、提灯釣りみたいにフライを流してるだけ。
つか、こんなとこでショートレンジキャストとかちょっと無理あんじゃね?
俺は…落ち込みの脇に座り込んで、マイクロベスパSSオリーブを対角線手前の真ん中あたり目掛けてキャスト。
フライのおねーちゃんに配慮したのもあるけど、上から見た限り、おねーちゃんのせいで魚が下流ではなく中間地点辺りに滞留している事から、真ん中辺からドリフト横断させるのがベストと判断した。
さて、どう出るか?
おう!一撃
またしても一撃。
これは、あれかー?
よしよし、ワンキャストワンヒット。
恒例のフィーバータイム突入!!wwww
いいぞ! 1回外れても、そっこー次がヒットしてくるとか。
いつものアレだwww
どーん!!
15分で8連発を決めたところで、ウルトラベスパSS オリーブが手前の石の隙間に引っかかって、回収しようとしたものの、そのままライン切れて行方不明に。(´・ω・`)
ここでこれは痛いな…。
ついでに、おねーちゃんが移動してしまったら、魚の滞留ポイントが変わってしまったらしく、
同じメソッドでパタッと釣れなくなった。
えええっwww
人為的プレッシャーが図らずも爆釣を生んでいたとは…。
まぁ、理屈じゃ解るけど、実際に直面するとなんとも複雑である。
とりあえず、もっと奥へ対角線キャストして同じようにドリフトさせたけど、反応なし。
うーむ、今のは奇跡的なバランスが演出した爆釣だったのだろうか。
まぁ、ここは十分釣ったし、反応鈍くなってたのも事実だし。
さっさと更に下流へ移動。
ルアーは、さっきも好調だったマイクロベスパSSのダークオリーブにチェンジ。
ここは、下手なカラーは使わず、スレ難いカラーでネチネチと攻める。
メソッドも同様、ダウンストリームドリフト。
ちなみにポイント全景。
広く見えるけど、実際はびっくりするほど狭い。
ここでは、2匹連発で追加にとどまる。
なぜならば…。
そう、ついにビックワンがHIT!!
途中までは順調。
ランも力づくで止めて、空気を吸わせて抵抗が弱まって、行けると思って、ドラグを締めて、手前に寄せたまでは想定通り、
だが、その直後にもう一撃が来る…ってその気配までは、読み切れたのだけど、
ドラグ緩めるタイミングが0.5秒遅かったのと、そっちに気を取られてロッド操作が疎かになったのが原因で、ラインにまともにトルクが乗って痛恨のラインブレイク!!
さしものフリームスのドラグもロッドがまっすぐの状態で反転ターボ掛けた40㎝級相手では分が悪かった。
これで、マイクロベスパのオリーブ系は壊滅。
他のカラーは正直、微妙だし、今から他のアタリを探す余裕はない。
なので後はもうTUベスパに賭けるしかないだろう。
狙うポイントは、合流点の最後の大場所。
一番広い上に魚影も一番濃いポイントなのだが、皆、撤収間際にあと一本を狙ってるようで、両岸合わせて10人近くいる激戦区となっていた。
だが、俺はただ一人座り込んでの低弾道キャスト&U字ドリフトでじっくり狙う。
なんとか、4匹ほど追加したところで、17時の終了のアナウンスが流れ、本日の釣行は終了!!
総カウントは…26匹、写真撮り損ねも含めたら30匹ってところか。
まぁ、前回の半分程度だけど、時間が短い事と正攻法じゃ全く駄目って状況からすると…。
…いやいや、普通に大漁だから、これwwww
むしろ、4時半の時点でまだ30分も時間があるし、とかやってたくらいだし。
それにしても、マイクロベスパSSは当初の予想を上回る高性能っぷりを早戸でも如何なく発揮してくれた。
何が良かったのかと振り返ると、リーリングをほとんど止めて、
流れに任せつつ、スローフォーリングでドリフトをかけると言うメソッド。
これが決定的。
このメソッド自体は、以前からたまにやってたのだが、さすがに8連発とか驚異的な結果を出すほどじゃなかった。
特に効果を発揮したのがマイクロベスパSSの軽量さ故にダウンストリームだとサスペンド状態となって、魚の鼻っ面を掠めるようにドリフトさせる事が出来た事。
これは、本来この状況下に適したであろうヘビー級ルアーではなかなか真似出来ない事で、
軽量マイクロスプーンで同じことやると浮いてしまうので、やはり真似できない。
所謂オンリーワンのメソッド。
今日、釣れたのはほとんどこのパターンと言う事を考えると、逆にこれやらなかったら、割と悲惨な釣果だった可能性が高い。
TUベスパも十分強力だが、マイクロベスパSSも大概だよなー。
マイクロベスパ自体は、正直なところ、沈み過ぎで使いにくいスプーンだったのだけど、
重量を変えただけでここまで化けるとは。
TUベスパのフォローどころか、もうこれ単体で十分主力でいいんじゃないか? くらいの高性能。
いやー、お見事!
つか、俺が良く行くシチェーション自体。
クリアーウォーター系、午後からで激渋当たり前…みたいな状況が多いから、何気にベストマッチなような気もする。
前回の足柄であの状況であれだけ釣れてる時点で十分すげーのは解ってたけど、
今回の早戸の釣果は…
普通にすげーよwwww
まぁ…それだけにロストが少々痛い。
ロスト自体は、どちらも俺のミスによるものだから仕方がない…。
ただ、買った矢先にロストすると言うのは実に困る。
一応、上州屋永山店に取り寄せ依頼してみたけど、店員の反応が微妙だったので、
正直、あまり期待は出来ない…まぁ、1週間待って反応なかったら断り入れて、またリバーオールドさんに発注だな。
今回は…マイクロベスパSS、ロスト分&主力カラーの予備一式を揃えたら、10個くらいは行くだろうwww
それでは、今回もまた良い釣りでありました。
これでしばらく、釣り行きたくてウズウズすると言う事もなくなる…訳がないwww
次の釣行計画を練っている俺がいる。
次回は…思い切って、フィッシングエリアJにでも遠征してみるか?
うーん、道はカーナビ任せでなんとかなるだろうとしても、ここはひとつ早起きしないとなぁ…。
それでは、皆さん。
今回も大概なくらいの長文、ご閲覧ありがとうございました。
またねwww