2015年04月20日
ヲレの歴代メモリアルルアー達について語る。
なんか、書き掛けのまま埋まってた記事の原稿が出て来たので、
次回釣行までの間を持たせるためにアップするぜーwww
今回のネタは、ふりスキーのベスパ以外のスプーンの紹介。
プラグも含めると訳が分からなくなるし、ふりスキーは基本スプーン使いなので、
これで、いんじゃね?www
それでは、まずは準主力スプーンのフォレスト系をご紹介。
マーシャル 2.3g

概要:
カンツリ黎明期を支えた栄えあるスプーンの一角。
カラーリングも含めて、管理釣り場で使う事を前提にしたスプーンの先駆けとも言えるスプーンのひとつがこのマーシャル。
んじゃ、その前はどうしてたのかと言うと…一応、G-1スプーンと言うカンツリ用スプーンもあったんだけど。
正直、朝一と放流以外ではあまり釣れず、俺ら的にはフラットフィッシュとかレーベル軍団頼みだったね。
それはさておき、形状は極端に長細くしたウィローリーフ型。
動きの系統としては、ほぼ100%に近いウォブリング系スプーン。
1990年代後期。
当時のカンツリ用スプーンのカラーは、赤、オレンジ、黄、緑、青、黒、白と言ったように
はっきりとした原色系のカラーリングが中心で、今時の定番カラーと言えるオリーブやブラウン系と言ったカラーはそもそも無かった。
それでも、このスプーンの以前はメタリック系が中心で、
それらと比べると、専用設計の専用カラーだった為、比較にならないくらい良く釣れた。
記憶している中でも、良く釣れたのは緑と黄色、オレンジ、黒と言った辺り。
実際、これは俺に限った話ではなかったようで、この辺はやたらとよく売れていて、
考えてみれば、カラーを意識した釣りをするようになったのは、この辺からのような気がする。
その以前は…なんだろう。とにかく目立つこと=ジャスティスくらいの勢いだったから、チャートとかそんなんばっかり使ってた気がする。
少し前までは、ベスパとマーシャル二枚看板体制で使っていたが、ここ数年はベスパだけで事足りるようになってしまったので、出番は激減中。
一応、カラーリングを最近流行のカラーに変えて、現行で売られている事にはなっているはずだけど、
やはり、そろそろマーシャルが売れる時代ではないらしく、もはや売ってる所も少なくなってしまった。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆
全体的な印象としては、ウルトラベスパの少し上の層をトレースする感じ。
ちなみに、このマーシャルの小型進化系がマーシャルトーナメントで、
これはマイクロスプーンとシステム化スプーンの走りとなった画期的なスプーンだった。
クローザー

釣れない時の最終兵器と言う謳い文句のタフコン対応スプーン。
高活性系のマーシャルやベスパを打ち尽くした時なんかによく使っていた。
アクション傾向は、ローリング特化型。
カラーリングは、フォレストの定番系で派手からマット地味系までとバラエティ豊富。
もっと軽い0.6gだか、0.8gと言うモデルもあるようだが、そこまで行くと俺のタックルじゃ無理だったので、1gで妥協。
それでも実際、困った時の救世主的なルアーで、帰り間際のラストワンをコイツで決める事が多かった。
これもまた未だにショップでは定番の一角を占めているから、大したもんだと思う。
ただ最近は、投げるルアーに困るほど長居することが無くなったので、コイツの出番もあまりなくなった。
更に、マイクロベスパSSと言う超強力なライバルが新たに導入されることとなったので、下手すれば MC 共々引退の可能性が出て来た。
射程:☆☆
レンジ:☆
沈降速度:☆
シルエット:☆
使用頻度:☆☆
アクション強度: ☆
はっきり言って、地味。
ひたすら地味で爆釣はしないけど、タフコンで何やっても釣れない時でも結果を出してくれるシブい奴。
こういうルアーも使いこなしてこそ、スプーン使いを名乗れると言うものよ!
MC

正式名称はマーシャルクラシック。
マーシャル系統の最小、超小型版。
クローザーと同じくタフコン用として使う事が多かったが。
ある程度リトリーブ速度を上げないとまともに動かず、どちらかと言うとリアクションを拾っていくと言うスピナーライクな使い方が多かった。
マーシャル同様のウォブリングアクション主体なのだが、
射程や扱いやすさ、釣れっぷりと言ったほとんどすべての要素が TU ベスパに劣っており、これ使うくらいならTUベスパで良くね?
と言う事で、これも出番は激減した。
個人的には割と気に入っていたのだけど、いよいよ行きつけのすべてのショップの棚から消えてしまったので、これもそろそろ引退かな…。
射程:☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆
シルエット:☆
使用頻度:☆☆
アクション強度: ☆
メビウス

マーシャルの左側に三個だけある奴がそれ。
ディープ用スプーン…。
らしいが、数色だけ買って試験投入するも結果、カスリもせず。
駄目じゃん。
と言う訳で、それっきり。
一時期はフォレスト信仰と言えるくらいフォレストのスプーンはお気に入りだったけど。
最近は、マーシャル系の軽視と、イヤーカラーとか言うあこぎな商法やチェイサーとか言うベスパそのものみたいなスプーンを堂々と出してきたり、
何かとそれはどうなのかなー的なやり口が目立ってきたので、ここ数年新規でフォレスト製スプーンは購入していない…。
※プリズムデザイン系スプーン
プリズムリーフ
no photo
(写真撮ろうと思ったら、現物が行方不明でやんの…www)
一時期、カンツリ用スプーンの定番のひとつにまでなった強スプーンのひとつ。
こいつもレジェンド級スプーンと言って差し支えないと思う。
このスプーンを使っていたころは柿田川がメインだったけど、
当時ウルトラベスパに並ぶ釣果を出していたくらいには強力なスプーンだった。
これもロッド越しにスプーンの動きが解る様なハイアクション系のスプーンだったので、ウルトラベスパと同じ理由でスプーンの動きの違和感でアタリを取ると言う技が使えたのはかなり大きかった。
レンジ調整の汎用性もウルトラベスパ並みに高く、いつも最初にどちらを使うか非常に悩ましかった事を覚えている。
(KFSのチャレンジカップでの5位入賞の決め手となったのも、実はコイツ。)
また、ポパイ系のショップに行けば、必ず手に入ったので補充性も良くかなり長年愛用していたのだけど。
スプーンの流行が1g台の超小型スプーン主流となっていき、この辺の2g台のスプーンは段々売れなくなっていた。
そして、ポパイでも徐々にプリズムリーフの取り扱いが減ってきて、気が付くと隅っこに追いやられるようになっていった。
それでも、ベスパとプリズムリーフ、マーシャルと言う三枚壁体制は捨てがたく、
プリズムリーフは主力の一角として活躍を続けていた。
しかしながら、悲しむべきことに、プリズムデザインの社長さんの訃報。
それに伴いプリズムデザイン社自体も解散となり、同社のスプーンもすべて廃盤となってしまった。
(弟子の方が引き続き制作と販売を続けているらしいが、西日本のごく一部のショップやイベント販売のみとなってしまったようで、現状入手は困難)
入手が困難なスプーンを継続して使う訳にはいかず、プリズムリーフについては惜しまれつつの引退と相成った。
(最後に使ったのは、たぶんKFSのラスト釣行で友人のUGO氏に使わせて、俺も久々に使うかーって使ったのが最後だと思った。)
なお、購入後10年近くの時が過ぎた結果、塗装の剥離劣化が起こり始めていて、もはや使い物にはなりそうもなく、再び日の目を見る事はないであろう…。
モノ自体はウルトラベスパ並みと言うのは誇張でもなんでもなかっただけに、非常に惜しまれる。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆☆
沈降速度:☆☆☆
シルエット:☆☆☆☆
使用頻度:☆☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆☆☆
バディ

派手系アクションのプリズムリーフに対して、小型ローアクション系のバディは決して釣れるスプーンではなかったが、
タフコン対応のスレ難いスプーンと言う事で、クローザー導入以前はコイツが切り札的なスプーンだった。
使用頻度は少ないが、コイツだけは外せないと言う重要なポジションを占めていたものだ。
バディシリーズは、晩年のプリズムデザインの主力スプーンとなっていたので、在庫もかなり豊富だったが。
プリズムデザインの解散に伴う廃盤と、ポパイ16号店が潰れたことがトドメとなって、これも入手困難となり引退。
これもやっぱり、塗装の経年劣化剥離が多発し始めていて、どっちにせよもはや使い物にならない…。
これ…仮にプリズムデザイン継続してても、この問題って結構やばかったんじゃないか?
すべてではなく一部の塗料で発生する問題のようだけど、素人が田宮カラー塗ったんじゃあるまいし、ルアーの塗装が10年持たずに経年劣化剥離とかあり得ないよ。(´・ω・`)
実際、えらくあっさり塗装が剥げるって傾向あったんだけど…これはあかん。
新生プリズムデザイン製スプーンでは、この問題が起こらない事を祈るよ。
ムカイ : ルーパー

いつまでも古いルアーを延々使い続ける懐古厨じゃダメダメ。
って事で、最新鋭スプーンでも使ってみるかーと言う事で、一昨年位に割と評判が良かったルーパーシリーズの1.7gを購入。
個人的には、スプーンの大きさは3㎝、2g台がベストバランスと思っているので、マイクロスプーン隆盛の中で、それなりに売れているこのスプーンに目を付けたのだった。
なんだかんだで、10色くらい揃えたのだけど…。
使ってみて解った事は、すべての面でウルトラベスパにまったく及ばないと言う事だった。
飛距離やレンジの汎用性は悪くないのだが、とにかく釣れない。
ルーパー数投して、釣れない→ウルトラベスパにしたら、あっさり釣れる。
ウルトラベスパで釣れてる→同じようなカラーのルーパー投げる→沈黙。
ウルトラベスパを使う→やっぱりあっさり釣れる。
こんな事が何度かあって、結局まともに釣ることもなく二軍落ち…。
このルーパーのダメっぷりと、ウルトラベスパの安定した釣れっぷりの落差にヲレのベスパ病は悪化し、今に至るwwww
まぁ、なんだかんだでそれなりに売れていたスプーンだし、ムカイだしで、素性は悪かないとは思うのだけど。
比較対象が10年かけて熟練した、レジェンド持ち級のスプーンと比較と言うのは酷であったか。
射程:☆☆☆☆
レンジ:☆☆☆
沈降速度:☆☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆
アクション強度: ☆☆
どっちかと言うと、ローリング主体のようで、巻いてもこれルアー付いてるのか? と思うくらいにはアクションがとにかく弱い。
アクションが弱い=釣れないとは一概には言えないので、それだけでは判断しにくいところではあるが、その割にはカラーリングは派手系中心と言う良く解らない取り合わせ。
ウルトラベスパ系とは真逆のキャラクターと言う事もあったが、やはり釣れないスプーンと言う印象の方が強い。
たぶん、トーナメントベスパSSが使える状況でなら、泳層なども被っているので、それなりに釣れたかもしれないが、
そんな状況では、信頼のおけるトーナメントベスパSSを使い続けるに決まってるので、やっぱり出る幕がなかったと言う…。(´・ω・`)
ムカイのラインナップを見ていると、ベスパ同様複数の種類やg数の違うスプーンを状況に応じて使い分けるコンセプトだと見受けられる。
…要はベスパ同様、システム化されているようなので、その一角だけを使って評価するのは早計かもしれないけど、ベスパに比べるとカラーラインナップとか個々のルアーの差別化が甘いって気がする。
つーか、どこのメーカーも色々出していて、実はセットで使ってこそ意味があると言うラインナップになっているのに、その事にあまり触れないもんだから、つまみ食いみたいにチョロチョロと数個だけ買うとか、
1セットだけ買って満足するなんてアングラーばかりになっているのだよねー。
イマージュ : エリアピクシー

通称エリピク。
これもまた10年前のトーナメンター御用達のレジェンド級のスプーン。
幅広のリッジ形状スプーンで、ほぼローリングアクション、非光沢マット塗装とかなり先進的なスプーンだった。
(もっとも、リッジ系スプーンはベスパが走りなので、エリピクも実はベスパの系譜と言えなくもない)
このスプーンは、とにかくよく釣れた。
同社のレピアーと言う2g台のスプーンとセットで使うと言うのがイマージュの基本コンセプトだったようだが、
2g台はマーシャルとウルトラベスパと言う強烈な奴らを使っていたので、これらのフォロー用としてエリピクを使っていた。
初見の鹿留でこいつの黄緑色のを使ったら、一時間くらい延々とワンキャストワンヒットと言う怒涛の釣れっぷりを発揮したことをよく覚えている。
その頃はTUベスパもまだ無かったので、早戸川でもマーシャル、ベスパを打ち尽くしたあとの次番手スプーンとして大活躍だった。
特に写真の黄色い奴は、あちこち塗装に欠けが見えるけど、これはその程度には酷使していたと言う証拠。
むしろこんな程度で済んでいる時点でどんだけ頑丈なんだよと言いたくなる程度には、あちこちブツけたし使用頻度もかなり高かった。
今引っ張り出して見ても、塗装の劣化なども起きておらず、雑な保存状態でかなり汚れていたにもかかわらず、ちょっと水で洗ったら新品同様になった。
この事からも、塗装に関しては明らかにオーバークオリティっぽい。
すげーぜ。
ちなみに、当時はアングリングファン誌上でイマージュ特集が組まれるくらいには、
釣れると話題のスプーンとなっていて、ショップでも売れ筋カラーが入手困難なほどよく売れていて、
どうも明らかに生産が追い付いていないような感じだった。
しかしながら、気が付くとレピアー共々、怒涛のように売り出されるマイクロスプーンの山に埋もれて、見かけなくなっていった。
そして、こちらもTUベスパの導入に伴い、出番が減っていき、気が付いたら、売れ残りが隅っこでこそっと売られるような扱いとなる。
…なぜあそこまで人気だったスプーンが店頭から消えたのだろうと思っていたら、
割と最近になって、イマージュ消滅と言う事を知った。
何と言うか、盛者必衰の理とでも言うべきものか。
その理由は解らないが、消滅が惜しまれるメーカーだった。
今でもかなり釣れるくらいには、ハイレベルのスプーンだとは思うのだけど、
絶版ルアーは使えないなぁ…と言う訳で、これもすでに引退。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆
アルフレッド : アルフスプーン
(当時はアルフレッドとだけ呼ばれてたけど、今はこの名前らしい。)

バディの左側の奴ね!
カンツリ黎明期からある、強スプーンのひとつ。
これもやっぱり、トーナメンター御用達のレジェンド級のスプーン。
我が師ハイネマン、イチオシスプーン。
奴があまりに推すので試しに買って使ってみたが、
まぁ、TUベスパ並みには釣れると言う印象だったのだが…。
よくよく考えると練度ゼロの状態で、その時点で相応に熟練したTUベスパ並みと言う時点で、
すでにすげーのではないかと思うのだけど、当時の俺的には、「確かに良く釣れるねー! でも、これ全然売ってないんだけどwww」なんて状態だった。
実際のところ、これの1.5gモデルは当時入手が非常に困難で、ロストしたらそう簡単に補充できないと言う問題があった。
必然的に、使う場合も切り札的な使い方をせざるを得なかった。
なのであまり使わないまま、お守り状態となり、TUベスパの増強&熟練UPと共にキャラクター的にかぶっていたこいつも二軍落ち。
さっき知ったのだけど、今ではメーカー名がそのものずばりアルフレッドとなって、アルフレッドと呼ばれていたスプーンはアルフスプーンと言う名前となったようだ。
なんじゃそりゃ。
ダイワ : チヌークS

この写真でいうと、右端の二個。
ダイワチヌークと言えば、古の国産スプーンの雄とも言えるオールドスプーンのひとつである!
我が心の師、西山徹氏のルアー教本にも紹介されていたくらいなので、1970年代…もはや半世紀近い歴史があると言う訳だ。
なんつーか、敬礼っ!!('◇')ゞ
チヌークSはその改良型。
と言っても、何をどう改良したのか良く解らんくらいにはほぼオリジナルまんま。
何故か上州屋立川店では、これの取り扱いがやたら多く、ズラリと並ぶその姿は圧巻の一言。
ちなみに、なんで買ったのか自分でも良く解らない 7g台のチヌークが手元にあるのだが、リングにスイベルが付いてて、
そもそも回転させる事を前提にしたローリング系スプーンだと言う事が解る。
今はもう廃盤になってしまったが、かつてはこのチヌークS のカンツリ用2gバージョンと言うものがあって、それを使っていた。
中でも青銀と赤金、裏赤カッパーの三つは放流用スペシャルとして、良く使った。
当時、放流用としてはG-1が定番だったが、本格的な管理釣り場用スプーンのマーシャルの導入に伴い、
G-1だけでは力不足は否めず、新たな放流用スプーンとして、これを使い始めた。
(マーシャルにも一応赤金があったが、このカラーはなんかイマイチだった。)
放流用として使う分には、相応に優秀でこれもまた数多くの釣果を得たが、
これもやっぱり、放流最強の赤金ウルトラベスパの導入に伴い出番を奪われ、二軍落ち。
つーか、放流専用とはいえ、チヌークですら見劣りするって、ベスパどんだけなんだよwww
ルーハージェンセン : スーパーデューパー

同じ写真だけど、チヌークの隣ね。
上州屋の片隅で埃をかぶって280円と言う激安で売られていた謎ルアー。
しかしながら、これも古のルアーのひとつで、ルーハージェンセン自体、かの高名なハスルアーで有名。
なので、素性に関しては悪くなく、むしろ歴史と格式あるスプーンなのだった。
鉄板をUの字に曲げただけと言うふざけた形のスプーンながら、早戸川では使えばほぼ100%釣れると言う切り札だった。
ただ、割と沈むので、根がかりもしやすく当時、俺とハイネ氏が上州屋鵜野森店でスーパーデューパーの買い占めを行って以降、一切入手できなくなり、
さすがに、ちょっと使うのを遠慮するようなものとなっていた。
柿田川時代でもこいつはあまり使われず、やっぱりお守り化。
まぁ、こんなルアー無理に使うまでもなく、もっとバカスカ釣れるスプーンがあったってのが正直なところ。
今でも釣れるとは思うけど、釣ってネタにするのが関の山。
再販したら、物珍しさで売れるんじゃないかなー。
ナッソ : G-1アバロン

同じ写真でスマソ。
左端の方の4個。
メーカー名調べました。
そう、ナッソです…うん、ナッソ?
…なんでだろ全然馴染みがない。
今はもう消滅したメーカーのようだが、プラグなんかも出してて、どうも上州屋の専売ブランドのひとつだったらしい?
それはさておき、カンツリ黎明期でプラグ中心だった頃、放流用として、このG-1スプーンを使ってた。
普段の状況で使ってもあまり釣れないスプーンだったが、放流時にメタリック系を使うとジャンジャン釣れて、
スプーン故に手返しも良く、緑金と赤金を交互に投げる事で、その日の釣果の半分以上をG-1だけで獲得したりと、かなりいい仕事をしていた。
始めて導入した管理釣り場専用スプーンと言う事で、プラグ中心の早戸時代にはかなり長い間愛用していたが。
いつの間にか上州屋でも手に入らなくなり、他に良いルアーを見つけたこともあって、使われなくなっていった。
そんな中、5年位前にG-1スプーンのアワビ張りバージョンを上州屋で見かけて、思わず買った。
試しに王禅寺で使ったら、なんとビックワンGET!!
となって、すっかり調子に乗って、売られてた全カラーを買ったのは良いけど、その後唯一にして最大の戦果を挙げた黄色いアワビ仕様をあっさりロスト。
再度の入手はかなわず、なんとなく使う気が失せてしまい全品二軍ワレット行き。
まぁ…今となっては動きも微妙でなんら秀でたところもない普通のスプーン。
わざわざ使う理由もないわな。
個人的には思い出深いが、思い出補正かかっても放流時以外はまともに釣れた覚えがないので、やっぱりB級スプーンだろコレ。
ケンクラフト:リーフ

真ん中辺のダイヤカットのスプーンがそれ。
上州屋オリジナル、実質 RYOBI 製のスプーン。
かつては、RYOBIもダイワと並んでスプーンを作っていて、それなりに歴史あるメーカーなのです。
代表作としては、ストリームライン、テンプター、テンプターⅡ等々があって、様々なコピールアーを作ってたと言う黒歴史があるらしい…。
なるほど、まったくわからんっ!!
ダイアカット&メタリック中心と言う事で、ベスパには無いカラーリングと割と安めの価格設定されてたことで、試しに手を出したスプーン。
試験的に導入した結果、やはりウルトラベスパには全く及ばずとの結論となり、ほとんど使わないまま二軍落ち。
動きや加工精度、カラーなども水準以上で悪くなかったはずだけど。
…こればかりは、比較相手が悪いとしか言いようがない。
こんなもんかな。
こうして俺のスプーン使用遍歴を辿って行ってみると、様々なメーカーの混成状態から、
メーカー消滅やら、スプーン自体が消えたり、様々な理由で次々と脱落、もしくは純粋な性能差で役割をベスパに駆逐されていったと言う事が良く解る。
そして、一方ベスパは使い込むことでますます信頼度が上がり、使用頻度も上がり、それに伴い熟練度が上がり、
数がそろってシステム化が進み、洗練されていく…こんな状態でパッと出のスプーンなんか混ぜても、使える訳がない。
かくして、
自他共に認めるリバーオールドワンメイク管釣り師ふりスキーが爆誕したのであったwwww
最後に、これは全くの余談になるのだけど。
愛用ルアーが廃盤になると言う悲劇を幾度も経験し、
更にベスパの取扱店が減っていくと言う事態に直面し、もしも、今使ってる中で最強スプーンのベスパが同じように廃盤の憂き目をみたら…と考えてしまって、ファンの一人として、自分なりに何かやれることはないか? と考えた。
そこで、始めたのが…。
「ヲレとベスパとフェンウィック♪」
如何にベスパが最強カンツリスプーンなのかを、
自ら進んでワンメイクアングラーとなって、その縛りの中で、爆釣レポートを交えつつ、
世の中に証明し、ベスパの宣伝するのだ!(勝手に)
と言うコンセプトの元に、このブログが始まった。
まぁ、実のところ、ベスパワンメイクになったのは割と最近で、初期の頃はベスパ以外で釣ってることの方が多かったのだけど。
その辺はあまり深く考えてなかったってだけ。
ちなみに、リバーオールドの関係者もある日突然、
Google検索で「ベスパ スプーン」でキーワード検索すると、
本家の次に入ってくるようになったこのブログを見つけて、
「なにこれ!! この人、なんか勝手にうちのスプーンの宣伝みたいなことやってくれてるんだけど、いったい何者?! って言うかだれっ?www」
とちょっとした騒ぎになってたらしいwww
一応、言っておきますけど。
ふりスキーはあくまで、リバーオールドのルアーを愛するアングラーの一人に過ぎないので、
リバーオールドさんからは1円ももらってないし、スプーンも基本通販で自腹購入しています。
(たまに、注文していないスプーンが混じっていて、「これはおまけです。ぜひ使ってみてください」とか書いてあることもあったりするけど、これは通販向けのサービスらしいです。)
まぁ、何だかんだで公認ファンブログみたいになってますが、
このブログでベスパに興味を持ってもらって、「なにこれ、マジで釣れるじゃん! すげーっ!」ってなる人が一人でも多くなれば、幸いです。
機会があれば、リバーオールド本社突撃取材とか、
噂のフィッシングエリアJ 覆面釣行レポートとかもやってみたいねwww
それにしても、このところ…天候に恵まれず、色々あって釣りに行く気分にもならず、
すっかり更新が落ち着いてしまってますなー。
まぁ、ここ数年どうにも冬になると体調崩しがちなので、これも仕方がないのですが。
そろそろ、暖かくなってきたので、またぞろガンガン釣りに行きたいものです!
それでは、また。
Let's Good Fishing Life !!
次回釣行までの間を持たせるためにアップするぜーwww
今回のネタは、ふりスキーのベスパ以外のスプーンの紹介。
プラグも含めると訳が分からなくなるし、ふりスキーは基本スプーン使いなので、
これで、いんじゃね?www
それでは、まずは準主力スプーンのフォレスト系をご紹介。
マーシャル 2.3g

概要:
カンツリ黎明期を支えた栄えあるスプーンの一角。
カラーリングも含めて、管理釣り場で使う事を前提にしたスプーンの先駆けとも言えるスプーンのひとつがこのマーシャル。
んじゃ、その前はどうしてたのかと言うと…一応、G-1スプーンと言うカンツリ用スプーンもあったんだけど。
正直、朝一と放流以外ではあまり釣れず、俺ら的にはフラットフィッシュとかレーベル軍団頼みだったね。
それはさておき、形状は極端に長細くしたウィローリーフ型。
動きの系統としては、ほぼ100%に近いウォブリング系スプーン。
1990年代後期。
当時のカンツリ用スプーンのカラーは、赤、オレンジ、黄、緑、青、黒、白と言ったように
はっきりとした原色系のカラーリングが中心で、今時の定番カラーと言えるオリーブやブラウン系と言ったカラーはそもそも無かった。
それでも、このスプーンの以前はメタリック系が中心で、
それらと比べると、専用設計の専用カラーだった為、比較にならないくらい良く釣れた。
記憶している中でも、良く釣れたのは緑と黄色、オレンジ、黒と言った辺り。
実際、これは俺に限った話ではなかったようで、この辺はやたらとよく売れていて、
考えてみれば、カラーを意識した釣りをするようになったのは、この辺からのような気がする。
その以前は…なんだろう。とにかく目立つこと=ジャスティスくらいの勢いだったから、チャートとかそんなんばっかり使ってた気がする。
少し前までは、ベスパとマーシャル二枚看板体制で使っていたが、ここ数年はベスパだけで事足りるようになってしまったので、出番は激減中。
一応、カラーリングを最近流行のカラーに変えて、現行で売られている事にはなっているはずだけど、
やはり、そろそろマーシャルが売れる時代ではないらしく、もはや売ってる所も少なくなってしまった。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆
全体的な印象としては、ウルトラベスパの少し上の層をトレースする感じ。
ちなみに、このマーシャルの小型進化系がマーシャルトーナメントで、
これはマイクロスプーンとシステム化スプーンの走りとなった画期的なスプーンだった。
クローザー

釣れない時の最終兵器と言う謳い文句のタフコン対応スプーン。
高活性系のマーシャルやベスパを打ち尽くした時なんかによく使っていた。
アクション傾向は、ローリング特化型。
カラーリングは、フォレストの定番系で派手からマット地味系までとバラエティ豊富。
もっと軽い0.6gだか、0.8gと言うモデルもあるようだが、そこまで行くと俺のタックルじゃ無理だったので、1gで妥協。
それでも実際、困った時の救世主的なルアーで、帰り間際のラストワンをコイツで決める事が多かった。
これもまた未だにショップでは定番の一角を占めているから、大したもんだと思う。
ただ最近は、投げるルアーに困るほど長居することが無くなったので、コイツの出番もあまりなくなった。
更に、マイクロベスパSSと言う超強力なライバルが新たに導入されることとなったので、下手すれば MC 共々引退の可能性が出て来た。
射程:☆☆
レンジ:☆
沈降速度:☆
シルエット:☆
使用頻度:☆☆
アクション強度: ☆
はっきり言って、地味。
ひたすら地味で爆釣はしないけど、タフコンで何やっても釣れない時でも結果を出してくれるシブい奴。
こういうルアーも使いこなしてこそ、スプーン使いを名乗れると言うものよ!
MC

正式名称はマーシャルクラシック。
マーシャル系統の最小、超小型版。
クローザーと同じくタフコン用として使う事が多かったが。
ある程度リトリーブ速度を上げないとまともに動かず、どちらかと言うとリアクションを拾っていくと言うスピナーライクな使い方が多かった。
マーシャル同様のウォブリングアクション主体なのだが、
射程や扱いやすさ、釣れっぷりと言ったほとんどすべての要素が TU ベスパに劣っており、これ使うくらいならTUベスパで良くね?
と言う事で、これも出番は激減した。
個人的には割と気に入っていたのだけど、いよいよ行きつけのすべてのショップの棚から消えてしまったので、これもそろそろ引退かな…。
射程:☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆
シルエット:☆
使用頻度:☆☆
アクション強度: ☆
メビウス

マーシャルの左側に三個だけある奴がそれ。
ディープ用スプーン…。
らしいが、数色だけ買って試験投入するも結果、カスリもせず。
駄目じゃん。
と言う訳で、それっきり。
一時期はフォレスト信仰と言えるくらいフォレストのスプーンはお気に入りだったけど。
最近は、マーシャル系の軽視と、イヤーカラーとか言うあこぎな商法やチェイサーとか言うベスパそのものみたいなスプーンを堂々と出してきたり、
何かとそれはどうなのかなー的なやり口が目立ってきたので、ここ数年新規でフォレスト製スプーンは購入していない…。
※プリズムデザイン系スプーン
プリズムリーフ
no photo
(写真撮ろうと思ったら、現物が行方不明でやんの…www)
一時期、カンツリ用スプーンの定番のひとつにまでなった強スプーンのひとつ。
こいつもレジェンド級スプーンと言って差し支えないと思う。
このスプーンを使っていたころは柿田川がメインだったけど、
当時ウルトラベスパに並ぶ釣果を出していたくらいには強力なスプーンだった。
これもロッド越しにスプーンの動きが解る様なハイアクション系のスプーンだったので、ウルトラベスパと同じ理由でスプーンの動きの違和感でアタリを取ると言う技が使えたのはかなり大きかった。
レンジ調整の汎用性もウルトラベスパ並みに高く、いつも最初にどちらを使うか非常に悩ましかった事を覚えている。
(KFSのチャレンジカップでの5位入賞の決め手となったのも、実はコイツ。)
また、ポパイ系のショップに行けば、必ず手に入ったので補充性も良くかなり長年愛用していたのだけど。
スプーンの流行が1g台の超小型スプーン主流となっていき、この辺の2g台のスプーンは段々売れなくなっていた。
そして、ポパイでも徐々にプリズムリーフの取り扱いが減ってきて、気が付くと隅っこに追いやられるようになっていった。
それでも、ベスパとプリズムリーフ、マーシャルと言う三枚壁体制は捨てがたく、
プリズムリーフは主力の一角として活躍を続けていた。
しかしながら、悲しむべきことに、プリズムデザインの社長さんの訃報。
それに伴いプリズムデザイン社自体も解散となり、同社のスプーンもすべて廃盤となってしまった。
(弟子の方が引き続き制作と販売を続けているらしいが、西日本のごく一部のショップやイベント販売のみとなってしまったようで、現状入手は困難)
入手が困難なスプーンを継続して使う訳にはいかず、プリズムリーフについては惜しまれつつの引退と相成った。
(最後に使ったのは、たぶんKFSのラスト釣行で友人のUGO氏に使わせて、俺も久々に使うかーって使ったのが最後だと思った。)
なお、購入後10年近くの時が過ぎた結果、塗装の剥離劣化が起こり始めていて、もはや使い物にはなりそうもなく、再び日の目を見る事はないであろう…。
モノ自体はウルトラベスパ並みと言うのは誇張でもなんでもなかっただけに、非常に惜しまれる。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆☆
沈降速度:☆☆☆
シルエット:☆☆☆☆
使用頻度:☆☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆☆☆
バディ

派手系アクションのプリズムリーフに対して、小型ローアクション系のバディは決して釣れるスプーンではなかったが、
タフコン対応のスレ難いスプーンと言う事で、クローザー導入以前はコイツが切り札的なスプーンだった。
使用頻度は少ないが、コイツだけは外せないと言う重要なポジションを占めていたものだ。
バディシリーズは、晩年のプリズムデザインの主力スプーンとなっていたので、在庫もかなり豊富だったが。
プリズムデザインの解散に伴う廃盤と、ポパイ16号店が潰れたことがトドメとなって、これも入手困難となり引退。
これもやっぱり、塗装の経年劣化剥離が多発し始めていて、どっちにせよもはや使い物にならない…。
これ…仮にプリズムデザイン継続してても、この問題って結構やばかったんじゃないか?
すべてではなく一部の塗料で発生する問題のようだけど、素人が田宮カラー塗ったんじゃあるまいし、ルアーの塗装が10年持たずに経年劣化剥離とかあり得ないよ。(´・ω・`)
実際、えらくあっさり塗装が剥げるって傾向あったんだけど…これはあかん。
新生プリズムデザイン製スプーンでは、この問題が起こらない事を祈るよ。
ムカイ : ルーパー

いつまでも古いルアーを延々使い続ける懐古厨じゃダメダメ。
って事で、最新鋭スプーンでも使ってみるかーと言う事で、一昨年位に割と評判が良かったルーパーシリーズの1.7gを購入。
個人的には、スプーンの大きさは3㎝、2g台がベストバランスと思っているので、マイクロスプーン隆盛の中で、それなりに売れているこのスプーンに目を付けたのだった。
なんだかんだで、10色くらい揃えたのだけど…。
使ってみて解った事は、すべての面でウルトラベスパにまったく及ばないと言う事だった。
飛距離やレンジの汎用性は悪くないのだが、とにかく釣れない。
ルーパー数投して、釣れない→ウルトラベスパにしたら、あっさり釣れる。
ウルトラベスパで釣れてる→同じようなカラーのルーパー投げる→沈黙。
ウルトラベスパを使う→やっぱりあっさり釣れる。
こんな事が何度かあって、結局まともに釣ることもなく二軍落ち…。
このルーパーのダメっぷりと、ウルトラベスパの安定した釣れっぷりの落差にヲレのベスパ病は悪化し、今に至るwwww
まぁ、なんだかんだでそれなりに売れていたスプーンだし、ムカイだしで、素性は悪かないとは思うのだけど。
比較対象が10年かけて熟練した、レジェンド持ち級のスプーンと比較と言うのは酷であったか。
射程:☆☆☆☆
レンジ:☆☆☆
沈降速度:☆☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆
アクション強度: ☆☆
どっちかと言うと、ローリング主体のようで、巻いてもこれルアー付いてるのか? と思うくらいにはアクションがとにかく弱い。
アクションが弱い=釣れないとは一概には言えないので、それだけでは判断しにくいところではあるが、その割にはカラーリングは派手系中心と言う良く解らない取り合わせ。
ウルトラベスパ系とは真逆のキャラクターと言う事もあったが、やはり釣れないスプーンと言う印象の方が強い。
たぶん、トーナメントベスパSSが使える状況でなら、泳層なども被っているので、それなりに釣れたかもしれないが、
そんな状況では、信頼のおけるトーナメントベスパSSを使い続けるに決まってるので、やっぱり出る幕がなかったと言う…。(´・ω・`)
ムカイのラインナップを見ていると、ベスパ同様複数の種類やg数の違うスプーンを状況に応じて使い分けるコンセプトだと見受けられる。
…要はベスパ同様、システム化されているようなので、その一角だけを使って評価するのは早計かもしれないけど、ベスパに比べるとカラーラインナップとか個々のルアーの差別化が甘いって気がする。
つーか、どこのメーカーも色々出していて、実はセットで使ってこそ意味があると言うラインナップになっているのに、その事にあまり触れないもんだから、つまみ食いみたいにチョロチョロと数個だけ買うとか、
1セットだけ買って満足するなんてアングラーばかりになっているのだよねー。
イマージュ : エリアピクシー

通称エリピク。
これもまた10年前のトーナメンター御用達のレジェンド級のスプーン。
幅広のリッジ形状スプーンで、ほぼローリングアクション、非光沢マット塗装とかなり先進的なスプーンだった。
(もっとも、リッジ系スプーンはベスパが走りなので、エリピクも実はベスパの系譜と言えなくもない)
このスプーンは、とにかくよく釣れた。
同社のレピアーと言う2g台のスプーンとセットで使うと言うのがイマージュの基本コンセプトだったようだが、
2g台はマーシャルとウルトラベスパと言う強烈な奴らを使っていたので、これらのフォロー用としてエリピクを使っていた。
初見の鹿留でこいつの黄緑色のを使ったら、一時間くらい延々とワンキャストワンヒットと言う怒涛の釣れっぷりを発揮したことをよく覚えている。
その頃はTUベスパもまだ無かったので、早戸川でもマーシャル、ベスパを打ち尽くしたあとの次番手スプーンとして大活躍だった。
特に写真の黄色い奴は、あちこち塗装に欠けが見えるけど、これはその程度には酷使していたと言う証拠。
むしろこんな程度で済んでいる時点でどんだけ頑丈なんだよと言いたくなる程度には、あちこちブツけたし使用頻度もかなり高かった。
今引っ張り出して見ても、塗装の劣化なども起きておらず、雑な保存状態でかなり汚れていたにもかかわらず、ちょっと水で洗ったら新品同様になった。
この事からも、塗装に関しては明らかにオーバークオリティっぽい。
すげーぜ。
ちなみに、当時はアングリングファン誌上でイマージュ特集が組まれるくらいには、
釣れると話題のスプーンとなっていて、ショップでも売れ筋カラーが入手困難なほどよく売れていて、
どうも明らかに生産が追い付いていないような感じだった。
しかしながら、気が付くとレピアー共々、怒涛のように売り出されるマイクロスプーンの山に埋もれて、見かけなくなっていった。
そして、こちらもTUベスパの導入に伴い、出番が減っていき、気が付いたら、売れ残りが隅っこでこそっと売られるような扱いとなる。
…なぜあそこまで人気だったスプーンが店頭から消えたのだろうと思っていたら、
割と最近になって、イマージュ消滅と言う事を知った。
何と言うか、盛者必衰の理とでも言うべきものか。
その理由は解らないが、消滅が惜しまれるメーカーだった。
今でもかなり釣れるくらいには、ハイレベルのスプーンだとは思うのだけど、
絶版ルアーは使えないなぁ…と言う訳で、これもすでに引退。
射程:☆☆☆
レンジ:☆☆
沈降速度:☆☆
シルエット:☆☆☆
使用頻度:☆☆☆☆
アクション強度: ☆☆☆
アルフレッド : アルフスプーン
(当時はアルフレッドとだけ呼ばれてたけど、今はこの名前らしい。)

バディの左側の奴ね!
カンツリ黎明期からある、強スプーンのひとつ。
これもやっぱり、トーナメンター御用達のレジェンド級のスプーン。
我が師ハイネマン、イチオシスプーン。
奴があまりに推すので試しに買って使ってみたが、
まぁ、TUベスパ並みには釣れると言う印象だったのだが…。
よくよく考えると練度ゼロの状態で、その時点で相応に熟練したTUベスパ並みと言う時点で、
すでにすげーのではないかと思うのだけど、当時の俺的には、「確かに良く釣れるねー! でも、これ全然売ってないんだけどwww」なんて状態だった。
実際のところ、これの1.5gモデルは当時入手が非常に困難で、ロストしたらそう簡単に補充できないと言う問題があった。
必然的に、使う場合も切り札的な使い方をせざるを得なかった。
なのであまり使わないまま、お守り状態となり、TUベスパの増強&熟練UPと共にキャラクター的にかぶっていたこいつも二軍落ち。
さっき知ったのだけど、今ではメーカー名がそのものずばりアルフレッドとなって、アルフレッドと呼ばれていたスプーンはアルフスプーンと言う名前となったようだ。
なんじゃそりゃ。
ダイワ : チヌークS

この写真でいうと、右端の二個。
ダイワチヌークと言えば、古の国産スプーンの雄とも言えるオールドスプーンのひとつである!
我が心の師、西山徹氏のルアー教本にも紹介されていたくらいなので、1970年代…もはや半世紀近い歴史があると言う訳だ。
なんつーか、敬礼っ!!('◇')ゞ
チヌークSはその改良型。
と言っても、何をどう改良したのか良く解らんくらいにはほぼオリジナルまんま。
何故か上州屋立川店では、これの取り扱いがやたら多く、ズラリと並ぶその姿は圧巻の一言。
ちなみに、なんで買ったのか自分でも良く解らない 7g台のチヌークが手元にあるのだが、リングにスイベルが付いてて、
そもそも回転させる事を前提にしたローリング系スプーンだと言う事が解る。
今はもう廃盤になってしまったが、かつてはこのチヌークS のカンツリ用2gバージョンと言うものがあって、それを使っていた。
中でも青銀と赤金、裏赤カッパーの三つは放流用スペシャルとして、良く使った。
当時、放流用としてはG-1が定番だったが、本格的な管理釣り場用スプーンのマーシャルの導入に伴い、
G-1だけでは力不足は否めず、新たな放流用スプーンとして、これを使い始めた。
(マーシャルにも一応赤金があったが、このカラーはなんかイマイチだった。)
放流用として使う分には、相応に優秀でこれもまた数多くの釣果を得たが、
これもやっぱり、放流最強の赤金ウルトラベスパの導入に伴い出番を奪われ、二軍落ち。
つーか、放流専用とはいえ、チヌークですら見劣りするって、ベスパどんだけなんだよwww
ルーハージェンセン : スーパーデューパー

同じ写真だけど、チヌークの隣ね。
上州屋の片隅で埃をかぶって280円と言う激安で売られていた謎ルアー。
しかしながら、これも古のルアーのひとつで、ルーハージェンセン自体、かの高名なハスルアーで有名。
なので、素性に関しては悪くなく、むしろ歴史と格式あるスプーンなのだった。
鉄板をUの字に曲げただけと言うふざけた形のスプーンながら、早戸川では使えばほぼ100%釣れると言う切り札だった。
ただ、割と沈むので、根がかりもしやすく当時、俺とハイネ氏が上州屋鵜野森店でスーパーデューパーの買い占めを行って以降、一切入手できなくなり、
さすがに、ちょっと使うのを遠慮するようなものとなっていた。
柿田川時代でもこいつはあまり使われず、やっぱりお守り化。
まぁ、こんなルアー無理に使うまでもなく、もっとバカスカ釣れるスプーンがあったってのが正直なところ。
今でも釣れるとは思うけど、釣ってネタにするのが関の山。
再販したら、物珍しさで売れるんじゃないかなー。
ナッソ : G-1アバロン

同じ写真でスマソ。
左端の方の4個。
メーカー名調べました。
そう、ナッソです…うん、ナッソ?
…なんでだろ全然馴染みがない。
今はもう消滅したメーカーのようだが、プラグなんかも出してて、どうも上州屋の専売ブランドのひとつだったらしい?
それはさておき、カンツリ黎明期でプラグ中心だった頃、放流用として、このG-1スプーンを使ってた。
普段の状況で使ってもあまり釣れないスプーンだったが、放流時にメタリック系を使うとジャンジャン釣れて、
スプーン故に手返しも良く、緑金と赤金を交互に投げる事で、その日の釣果の半分以上をG-1だけで獲得したりと、かなりいい仕事をしていた。
始めて導入した管理釣り場専用スプーンと言う事で、プラグ中心の早戸時代にはかなり長い間愛用していたが。
いつの間にか上州屋でも手に入らなくなり、他に良いルアーを見つけたこともあって、使われなくなっていった。
そんな中、5年位前にG-1スプーンのアワビ張りバージョンを上州屋で見かけて、思わず買った。
試しに王禅寺で使ったら、なんとビックワンGET!!
となって、すっかり調子に乗って、売られてた全カラーを買ったのは良いけど、その後唯一にして最大の戦果を挙げた黄色いアワビ仕様をあっさりロスト。
再度の入手はかなわず、なんとなく使う気が失せてしまい全品二軍ワレット行き。
まぁ…今となっては動きも微妙でなんら秀でたところもない普通のスプーン。
わざわざ使う理由もないわな。
個人的には思い出深いが、思い出補正かかっても放流時以外はまともに釣れた覚えがないので、やっぱりB級スプーンだろコレ。
ケンクラフト:リーフ

真ん中辺のダイヤカットのスプーンがそれ。
上州屋オリジナル、実質 RYOBI 製のスプーン。
かつては、RYOBIもダイワと並んでスプーンを作っていて、それなりに歴史あるメーカーなのです。
代表作としては、ストリームライン、テンプター、テンプターⅡ等々があって、様々なコピールアーを作ってたと言う黒歴史があるらしい…。
なるほど、まったくわからんっ!!
ダイアカット&メタリック中心と言う事で、ベスパには無いカラーリングと割と安めの価格設定されてたことで、試しに手を出したスプーン。
試験的に導入した結果、やはりウルトラベスパには全く及ばずとの結論となり、ほとんど使わないまま二軍落ち。
動きや加工精度、カラーなども水準以上で悪くなかったはずだけど。
…こればかりは、比較相手が悪いとしか言いようがない。
こんなもんかな。
こうして俺のスプーン使用遍歴を辿って行ってみると、様々なメーカーの混成状態から、
メーカー消滅やら、スプーン自体が消えたり、様々な理由で次々と脱落、もしくは純粋な性能差で役割をベスパに駆逐されていったと言う事が良く解る。
そして、一方ベスパは使い込むことでますます信頼度が上がり、使用頻度も上がり、それに伴い熟練度が上がり、
数がそろってシステム化が進み、洗練されていく…こんな状態でパッと出のスプーンなんか混ぜても、使える訳がない。
かくして、
自他共に認めるリバーオールドワンメイク管釣り師ふりスキーが爆誕したのであったwwww
最後に、これは全くの余談になるのだけど。
愛用ルアーが廃盤になると言う悲劇を幾度も経験し、
更にベスパの取扱店が減っていくと言う事態に直面し、もしも、今使ってる中で最強スプーンのベスパが同じように廃盤の憂き目をみたら…と考えてしまって、ファンの一人として、自分なりに何かやれることはないか? と考えた。
そこで、始めたのが…。
「ヲレとベスパとフェンウィック♪」
如何にベスパが最強カンツリスプーンなのかを、
自ら進んでワンメイクアングラーとなって、その縛りの中で、爆釣レポートを交えつつ、
世の中に証明し、ベスパの宣伝するのだ!(勝手に)
と言うコンセプトの元に、このブログが始まった。
まぁ、実のところ、ベスパワンメイクになったのは割と最近で、初期の頃はベスパ以外で釣ってることの方が多かったのだけど。
その辺はあまり深く考えてなかったってだけ。
ちなみに、リバーオールドの関係者もある日突然、
Google検索で「ベスパ スプーン」でキーワード検索すると、
本家の次に入ってくるようになったこのブログを見つけて、
「なにこれ!! この人、なんか勝手にうちのスプーンの宣伝みたいなことやってくれてるんだけど、いったい何者?! って言うかだれっ?www」
とちょっとした騒ぎになってたらしいwww
一応、言っておきますけど。
ふりスキーはあくまで、リバーオールドのルアーを愛するアングラーの一人に過ぎないので、
リバーオールドさんからは1円ももらってないし、スプーンも基本通販で自腹購入しています。
(たまに、注文していないスプーンが混じっていて、「これはおまけです。ぜひ使ってみてください」とか書いてあることもあったりするけど、これは通販向けのサービスらしいです。)
まぁ、何だかんだで公認ファンブログみたいになってますが、
このブログでベスパに興味を持ってもらって、「なにこれ、マジで釣れるじゃん! すげーっ!」ってなる人が一人でも多くなれば、幸いです。
機会があれば、リバーオールド本社突撃取材とか、
噂のフィッシングエリアJ 覆面釣行レポートとかもやってみたいねwww
それにしても、このところ…天候に恵まれず、色々あって釣りに行く気分にもならず、
すっかり更新が落ち着いてしまってますなー。
まぁ、ここ数年どうにも冬になると体調崩しがちなので、これも仕方がないのですが。
そろそろ、暖かくなってきたので、またぞろガンガン釣りに行きたいものです!
それでは、また。
Let's Good Fishing Life !!